メディカル・エイド,感染症対策をしたカプセル内視鏡用電磁波防護服「MGベストCES」を開発,9月より販売開始
2020-8-28
カプセル内視鏡用電磁波防護服「MGベストCES」は,病院内にあるテレメータから出る電磁波を中心に,ハンディ無線機などの各種通信機器,RFID・盗難防止装置・金属探知機などの探知機などから出る高周波電磁波の影響を防止または軽減するために2015年より販売されている電磁波防護服。メディカル・エイド(株)は,感染症対策としてアルコール除菌や滅菌処理が可能となる新しい「MGベストCES」を9月より販売開始する。
1.開発の背景
同社は,2015年よりカプセル内視鏡メーカーコヴィディエンジャパンと共同開発したカプセル内視鏡電磁干渉を防止するための電磁波防護服「MGベストCES」を販売しており,これまで多くの病院にて導入されている。新型コロナウイルスの流行により,アルコール除菌や滅菌ができる製品の要望があり,さらに耐久性と使いやすさを向上させた新製品を本年9月より販売を開始する。
2.開発の経緯
(ア)メディカル・エイド社はペースメーカー・ICD等の植え込み型装置用の電磁波防護服の実用化に2004年に開発に成功し,その他各種電磁波防護服の実用化に実績がある会社。さらに,2019年より一般医療機器となるMRI用電磁波防護服「MRIプロテクター」を開発し販売している。
(イ)ユーザーより,使い勝手や感性症対策の要望があり,2017年より「MGベストCES」の改良に着手し,2020年8月に開発を完了し,9月より販売開始することになった。
3.販売概要
カプセル内視鏡検査は全国で約600の病院施設で実施されており,年間約1万8千件の検査が行われている。今後も検査件数は増えるものと予想される。
販売方法はカプセル内視鏡メーカーのコヴィディエン ジャパン(株)などが代理店となり,カプセル内視鏡検査を導入している病院施設に9月より販売を開始する。
希望小売価格は120,000円~130,000円(税別)となっており,初年度は国内で500着,3年後には国内と欧米を合わせて年間2,000着の販売を見込んでいる。
●問い合わせ先
メディカル・エイド(株)
https://www.medical-aid.co.jp/products/mgvestces/