コニカミノルタ,コンパクトボディとユーザビリティーを追求した経腟用超音波診断装置「SONOVISTA GX30」を発売
〜女性と子どもの健康と安心に貢献するエコー〜
2019-4-11
コニカミノルタ(株)は,省スペース設計でありながらワンクラス上の画像性能を実現した経腟用超音波診断装置「SONOVISTA(ソノビスタ)GX30」を発売した。
「SONOVISTA GX30」は,国内販売会社であるコニカミノルタジャパン(株)が2018年1月にシーメンスヘルスケア(株)から販売事業を譲受した,日本向け経腟用超音波診断装置「SONOVISTA FX premium edition」の後継機種で,経腟用超音波診断装置としては初めての自社開発製品である。経腟用超音波診断装置は,産科や婦人科検診における胎児検査,不妊検査などに利用されているが,「SONOVISTA GX30」は経腹用プローブ,乳腺用プローブにも対応しており,全妊娠期間を通じた胎児検査や,乳がん検査など幅広い検査に対応する。
●「SONOVISTA GX30」が提供する価値
1.限られたスペースを有効活用できる省スペース設計
「SONOVISTA GX30」の設置面積は W 386 mm × D 535 mmで,省スペースで評価を得ている従来製品の設置面積からさらに小型化を進め,シリーズ最小※1を実現した。
また,コントロールパネルが左右に回転可能なため幅広い角度に配置でき,診察室の限られたスペースにおいて最適なレイアウトを実現する。
2.スピーディーで的確な診断をサポートする視野角220度の高画質な画像
主に整形外科,麻酔科領域において高い評価を得ている超音波診断装置「SONIMAGE(ソニマージュ)」シリーズの高画質化技術を継承し,子宮や胎児を明瞭に描出します。さらに,高分解能とフレームレートを両立する新技術「iXRET(エクスレット)」により,鮮明で高画質なBモード画像※2と微細な血流画像を提供し,産婦人科における超音波検査の的確な診断に貢献する。
また,従来製品でも好評であった経腟プローブの視野角220度表示を継承しており,広範囲を一度に確認できるため効率的な検査ができ,患者の負担も軽減する。
3.ユーザビリティーを追求したインターフェースとオプション
コニカミノルタの超音波診断装置に共通したコンセプトである「ユーザーのワークフローに合ったインターフェース設計」に基づき,現場の声を取り入れて,検査効率向上のための使いやすさを追求した。ボタン配置は従来製品を継承することで,ユーザーフレンドリーな操作性を提供する。さらに,タッチパネルと組み合わせることで,より直感的な操作を実現した。
また,コントロールパネル部は最大120 mmの上下昇降が可能で,立位,座位を問わずユースケースに合わせた最適な高さに調整することができる。オプションでバッテリーを搭載すれば,装置をシャットダウンすることなく移動が可能なため,移動先ですぐに診察を開始でき,検査時間の短縮に貢献する。
●経腟用超音波診断装置「SONOVISTA GX30」の主な仕様
モニター:15インチモニター(タッチパネル)
電源:交流 100 V – 240 V,50 / 60 Hz,最大480 VA
サイズ:W 386 mm × D 535 mm × H 1218~1338 mm
質量:60 kg
コントロールパネル:左90度回転,右180度回転
走査モード:Bモード,Mモード,パルスドプラ,カラードプラ
※1 SONOVISTAシリーズ(カラー機)において
※2 Bモード画像:明暗で反射波強さを表示する一般的な超音波画像
●標準小売価格
本体 1800万円(税別)
※本体のみ,各種プローブ,オプションは別料金。
●問い合わせ先
コニカミノルタジャパン(株)
TEL 03-6324-1080
http://konicaminolta.jp/healthcare/