メドメイン（株）は2018年10月31日にDeep Learningを用いた病理診断支援ソフトPidPortのα版をリリースする。

「PidPort」は，国内外の提携先医療機関の協力の下，メドメインが現在開発中の病理画像診断支援ソフト。Deep Learningと独自の画像処理技術によってスピーディーで高精度な病理診断システムの構築を目指している。開発にあたってはスーパーコンピューターを用いたAIへの高速学習を行なっている。メドメインは，1年以内に日本をはじめ世界各国の医療機関へ「PidPort」を提供することを目指している。

●PidPortの使用方法

1. 病理画像データをPidPortにアップロードする
2. 診断項目をチェックして解析を行う
3. 解析結果を使用した医師が確認し，最終的な診断をつける

●持続的な診断精度の向上が可能なシステム

ユーザーがアップロードした画像は，Webサーバー上でAIによる解析を受け，解析結果がユーザーに送信される。解析後の画像の一部は，スーパーコンピューターへと送られ，追加学習に用いられる。
これによりAIの診断精度を持続的に向上させることが可能となる。

●α版について
来年度中の正式リリースに向けて，有効性の確認とユーザーからのフィードバックを目的としている。リリース時点でのα版の対象疾患・機能は限定的で，得られたフィードバックをもとに随時アップデートしていく予定。国内外の提携先医療機関と共同で運用する。

提携医療機関の募集も随時行なっている。
以下のフォームより問い合わせ。
https://goo.gl/forms/crQE8HTtGF2rOE0S2