藤光樹脂,医療・介護・福祉向けコミュニケーションアプリ「D-talk(ディートーク)」発売
〜医療現場のセキュリティ対策とコミュニケーションの円滑化を目指す〜

2018-2-9

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アプリロゴマーク

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藤光樹脂(株)は,2018年2月8日,医療・介護・福祉向け専用コミュニケーションアプリ「D-talk(ディートーク)」(iOS/Android向け)をリリースする。医療現場では患者の個人情報を日常的に取り扱う。また,スピーディなコミュニケーションが求められる。「D-talk」は,スマートフォンの「いつでも,どこでも」の利便性と,医療現場,特に訪問医療や介護福祉など病院外との情報のやりとりにもふさわしい守秘性・セキュリティ強度を実現する。

■コミュニケーションに関する医療現場の2つの課題

現在,医療現場のコミュニケーションには大きく2つの課題がある。
1. スマートフォンの普及で簡単にコミュニケーションが取れる反面,セキュリティの問題,アカウント乗っ取りやなりすまし,のぞき見による情報漏えいのリスクがある。
2. 病院・施設内での緊急時の連絡が取りにくい。また,内線やメモだと連絡の記録も残らないので,確実に相手に情報が伝わったかもわからない。

■「D-talk」の利用シーン
「D-talk」は,病院内,病院外,様々な医療シーンでの利用を想定している。

◎病院内の利用シーン
事務局から院内業務連絡,看護師のスケジュールの調整,事務局・医師間の業務連絡 清掃業者等外注委託業者への連絡,他

◎病院外の利用シーン
院内から院外への連絡(外出中の医師など),医師退勤後の急患対応連絡,薬局・製薬会社との連携,医師会・学会との連絡

●「D-talk」の特徴

1. 組織に合わせ,情報共有の範囲を管理機能で設定可能
 - 組織で使うチャット選択 一般チャット,プライバシーモードチャット(消えるチャット),リアルタイムトーク(文字電話)
 - 掲示板,メッセージへの写真やファイル添付
 - チャットメッセージの既読・未読表示(任意設定可能)

2. 組織構成図を登録し,部門単位でチャットルームや掲示板を設定

3. 一般チャットはテキスト出力・議事録保管も可能(PC Webアプリのみ)

4. スマートフォン,タブレットでの基本アプリとパソコン用Webアプリ

5. チャットルーム(チーム)のみ参加のチームゲスト登録機能

6. クラウドの容量は契約ユーザ数x2GB

7. 写真は非圧縮でそのまま送信

8. 簡易グループウェア機能(一斉お知らせ,共有スケジュール,掲示板)

●「D-talk」のセキュリティについて

「D-talk」は医療現場でのセキュリティ保護のために下記の特徴を備える。

1. 海外の金融機関が採用するIVR(自動音声)電話認証方式を日本のSNSで初めて採用
多くのビジネスコミュニケーションアプリがショートメッセージやメールによる「文字」での本人認証を行うのに対し,「D-talk」では,海外の金融機関でも採用されるIVR(自動音声)電話認証方式を日本で初めて採用。アカウント登録やログイン時に,本人認証として電話による自動音声で認証番号を聞き,電話端末に入力することで完結する。自動音声によるワンタイム認証で,文字データのようにインターネットでの盗み見によるなりすましなどの不正なアクセスを防ぐことができる。

2. 携帯端末の置き忘れ,落とした時でも安全
端末にメッセージのやりとりの履歴を残さないプライバシーモードチャット(消えるチャット)とリアルタイムトーク(文字電話)の選択や,掲示板やチャットへの添付ファイル,共有範囲などを組織ポリシーとして管理者機能で設定することができる。また,管理機能でユーザIDを一時停止にできる。

3. 完全クローズ(構築型)も選べる
通常のビジネスコミュニケーションアプリの多くはオープン型のパブリッククラウド・サーバーを使用するが,徹底したセキュリティが求められる医療業務には不向きである。「D-talk」ではクラウド版だけでなく,自社サーバー指定の完全クローズでの構築もできる。

画面イメージ組織図

画面イメージ組織図

画面イメージ組織構成図

画面イメージ組織構成図

 

■D-talk開発の背景
〜医療現場に求められている通信手段変革とセキュリティ対策〜

高齢化が進み医療・介護サービスの需要が増し,院外での在宅医療・介護サービス展開が加速している。あわせて,医療介護従事者間のスムーズかつ安心安全な連絡手段が求められているが,今のところ一般病院内での連絡手段はPHS・携帯電話(ガラケー)を主としている。特にPHSは今後廃止予定にも関わらず,手軽さとコストメリットから未だに内線電話を利用している病院が多いのが実情である。しかし,院内の閉域網ならまだしも,地域連携(院外)で使用するにはPHS・ガラケーが最適と言えない。
スマホ普及率が72%(※)と毎年増え続ける中,医療現場の連絡手段もスマホを使用するケースが徐々に浸透しているが,患者の個人情報取扱いに個人のスマホを使用する事は望ましくない。本来は業務用スマホの活用が望ましいが,医院側には高額なコスト負担が発生し,使用者には個人用と業務用の端末2台持ち(使い分け)の煩わしさがあるといった理由から,業務用スマホの普及は十分に進んでいないのが実情である。
そんな中,2015年2月に無料チャットアプリを使用した患者情報漏えい事故が発生。政府は対策として,2017年5月に“医療情報システムの安全管理に関するガイドライン”を厚生労働省より発表。個人情報保護法改定により,病院のシステム運用は自社構築を推奨し,スマホ,タブレットのBYODを原則として行わないよう指導が出された。しかし,先述の通りの医療事情を鑑みて,一定の条件下において個人スマホの使用を許容している。

藤光樹脂(株)は,これまでにビジネス専用のセキュアなコミュニケーションアプリを開発し,企業導入の実績がある。この経験を活かし,安全安心を担保しつつ,スマホの機能性・利便性を医療現場で最大限に発揮するためのソリューションとして,「医療・介護・福祉向け専用コミュニケーションアプリ《D-talk》」を開発,医療現場のセキュリティ対策とコミュニケーションの円滑化を目指す。

※平成29年版 情報通信白書より

 

●問い合わせ先
藤光樹脂(株)
https://d-talk.jp/

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