病院経営を支援する（株）グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン（以下 GHC）は，2014年度診療報酬改定に対応した無料のDPC制度検索ソフト「ぽんすけ2014（β版）」（使用期限の制限なし）を2月26日にリリースした。

「ぽんすけ2014（β版）」は，DPCコードごとに，2年に一度改定される診療報酬について，改定前後の点数比較などができる無料のシミュレーションソフトウエア。病院関係者などの利用者は，簡単に診療報酬改定が自病院の経営にどのような影響を及ぼすのかを，シミュレーションすることができる。

今回，2014年2月下旬に厚生労働省から医療機関宛てに通知されたDPC/PDPSに関するデータ（「2014年度ツリー図（案）」，「2014年度診断群分類点数表（案）」，「2014年度定義テーブル（案）」）を反映させたことで，2014年度診療報酬に対応した。これにより「ぽんすけ2014（β版）」では，2014年度診療報酬改定に対応したシミュレーションが可能となった。また，2014年度診療報酬と現行の診療報酬（2012年版）との比較も同一画面で行うことができる。なお，ソフトは今後，厚生労働省から発表される「2014年度診療報酬改定について（通知）」に基づき，即時アップデートする予定。

更に，新たな機能として「病名検索」を追加。これによって，病名でDPCコードが検索できるようになり，利用者の利便性が向上。例えば，病名検索からの各DPCコードの期間ⅠからⅢまでの日数や点数，ICD10，処置1，処置2などの一覧が表示できる。

「ぽんすけ」は，同社の製品ページからインターネット経由でダウンロードし，パソコン上で動作するデスクトップアプリケーションソフト。情報セキュリティの観点などから，個々のパソコンからは院内のイントラネットのみの接続環境の医療機関においても，多くの病院の職員の方々が不自由なく利用できるよう医療現場の実情を十二分に考慮した。

「ぽんすけ2014（β版）」の画面