GEヘルスケア・ジャパン,「Signa甲子園 2013」を開催
MRIの先進的な撮像技術を共有する「カイゼン」活動を通じて,診断の標準化・質向上を図る
〜けいゆう病院(神奈川県)五十嵐太郎氏が金賞を受賞〜

2013-12-27

MRI

GEヘルスケア・ジャパン


Signa甲子園 2013 受賞者(写真左より)  実行委員長:古賀総合病院 黒岩 靖淳氏,銅賞受賞:JA尾道総合病院 上中治氏,金賞受賞: けいゆう病院 五十嵐太郎氏,銀賞受賞:古賀総合病院 田上直文氏

Signa甲子園 2013 受賞者(写真左より)
実行委員長:古賀総合病院 黒岩 靖淳氏
銅賞受賞:JA尾道総合病院 上中治氏
金賞受賞: けいゆう病院 五十嵐太郎氏
銀賞受賞:古賀総合病院 田上直文氏

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー,GEヘルスケア・ジャパン(株)は12月7日(土),MRIの先進的な撮像技術の共有を通じて, MRI診断の標準化やレベルアップを図る「Signa甲子園 2013」(MR Signaユーザーズミーティング・全国大会)を開催した。

MRIの画像は操作を担当する放射線技師や臨床検査技師のテクニックに依存する面が大きいため,同社ではGE MRユーザーがそれぞれの撮像技術の創意工夫などの情報交換や交流を行う「Signaユーザーズ ミーティング」を全国各地で開催している。また,さらなる交流を図り,操作担当者に先進的な撮像技術を身につけてもらうために,2005年よりユーザーズミーティングの全国大会である「Signa甲子園」を実施している。9回目にあたる今回の「Signa甲子園 2013」では,200名の全国のSignaユーザーの出席のもと,地方予選を突破した10代表がコンテスト形式で撮像技術の共有を図った。いくつかの発表者はTEDスタイルの発表で会場を沸かせるなど実力伯仲する各代表の発表の結果,最優秀の金賞には,開催都市神奈川UM,けいゆう病院の五十嵐太郎氏による「VR DWIBSのすすめ」が選ばれた。

また,同コンテストの終了後,12月初めのRSNA(北米放射線学会)で発表されたGEヘルスケアの最新テクノロジーを紹介する「GE Healthcare MR最新技術紹介」が実施され,最後に特別講演として聖隷浜松病院 画像診断センター放射線部の杉村正義氏が,「話題の SILENT SCANを含む,750w Expertの使用経験」 と題し,本年9月に発売を開始した Discovery 750w Expert 3.0T の使用経験について,講演を行った。

●「Signa甲子園 2013」 概要

日時:2013年12月7日(土)15:00~19:30
会場:パシフィコ横浜・会議センター
主催:GEヘルスケア・ジャパン(株)
企画・運営:Signa甲子園 2013 実行委員会
実行委員長:古賀総合病院 黒岩靖淳氏
スケジュール:
・MRI撮像技術コンテスト(全国10代表が発表)
・GE Healthcare MR最新技術紹介
・特別講演
 「話題のSILENT SCANを含む,750w Expertの使用経験」
  聖隷浜松病院画像診断センター 放射線部 杉村正義氏
・表彰式

●受賞者

金賞:けいゆう病院 五十嵐太郎氏
発表演題:「VR DWIBS のすすめ」
発表要旨:腹部における拡散強調画像“DWIBS”を用いてVolume Rendering(以下 VR)処理を可能とするテ
クニックを紹介。通常の横断像の撮像では,縞状のアーチファクトが目立ち,かつ撮像時間が長いことから苦労していたが,これらを解消する斬新なアイデアを発表された。

銀賞:古賀総合病院 田上直文氏
発表演題:「Navigated-echo-T1WI-Volume-Image of the Liver : NATURE EOB・プリモビスト検査における NATURE は,肝細胞相の評価に貢献できるか?」
発表要旨:今後の高齢化社会において,腹部検査における高齢者の患者さんの呼吸停止撮像は困難なケー スが増えてくる。特にEOB検査において重要となる肝細胞相ではなおさら重要な課題となってくる。これに着目して,今まで使っていなかった手法(呼吸停止での撮像でなく,自然な呼吸下での撮像)を用いることで,この問題を解決するアイデアを発表された。

銅賞:JA 尾道総合病院 上中治氏
発表演題:「Brain meta check には Subtraction Inhance 3D Velocity」
発表要旨:造影剤を用いた頭部精密検査において,診断上,血管と病変が紛らわしいことがあることを指摘。
この問題を解決するべく,3DVelocityという撮像法に着目し,一回の撮像で3DのT1強調像と血管の画像が得られることから,この撮像法で画像処理を行い血管と病変との区別をつけることで紛らわしい診断を回避する手法を発表された。

なお同社では,今回の「Signa甲子園 2013」の発表内容を,当日参加できなかった全国のユーザーに,Signa ユーザー向け会員制ウェブサイト「Signa・る(シグナル)」(https://gecommunity.on.arena.ne.jp/signa-l_entrance/index.html ) を通じて掲載する予定。この「Signa・る」は開設後約9年で,2,300名以上のユーザー登録を獲得している。

 

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
ブランチャード/松井
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp

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