アボット,次世代薬剤溶出ステントXIENCE Xpedition®(ザイエンスエクスペディション)の製造販売承認を取得
〜日本初の3.25mm 径サイズ*を導入〜
2013-7-11
XIENCE Xpedition 薬剤溶出ステント
– 円滑な到達を可能にする新たなステントデリバリーシステムを採用
– XIENCE® 薬剤溶出ステント製品群の実績ある臨床データを継承
– 幅広い豊富なサイズ・バリエーションを展開
アボットバスキュラージャパン(株)は,一般的な心臓疾患である冠動脈疾患(CAD)1の治療を適応としたXIENCE Xpedition®薬剤溶出ステント(販売名:XIENCE Xpedition 薬剤溶出ステント,医療機器承認番号:22500BZX00309000)が厚生労働省より製造販売承認されたことを発表した。XIENCE Xpedition は,既に複数の臨床データに裏打ちされたXIENCE®ステント製品群の安全性を継承し,また,難易度の高いCAD において,複雑な病変に対するカテーテルの円滑な到達を可能にするデリバリーシステムを新たに採用している。
埼玉石心会病院副院長の山根正久医師は次のように述べている。
「XIENCE Xpedition は,デリバリー性能が向上しており,高度石灰化病変や難渋な病変においても円滑な操作が可能なことから,我々,医師にとっては,使い勝手の良い薬剤溶出ステント(DES)に感じます。より効率的な施術が可能となると思われることから,冠動脈疾患患者に対する治療をさらに向上させる選択肢の一つと期待しています。」
複数の独自の技術を備えたXIENCE Xpedition は,困難な冠動脈疾患の治療において有効な選択肢となり得ることが期待されている。同製品には,治療が困難な複雑病変部の拡張を容易にし,ステント留置後は,ステントを血管壁にしっかりと密着させるよう設計されたバルーンが搭載されている。また,カテーテル部には,ステントが病変まで血管内を抵抗なくスムーズに到達させることができるよう,ロープロファイルな設計が施されている。ステントデザインには,長年採用され,そのステント強度と安定性に実績のある,アボットのMULTI-LINK™(マルチリンク)パターンを採用している。さらに,日本市場初めてとなる3.25 mm 径サイズが新たに追加された。
アボットバスキュラージャパン代表取締役社長のハービンダー・シン氏は次のように述べている。
「XIENCE Xpedition は,豊富な臨床データにより裏打ちされたXIENCE ステント製品群の安全性と有効性を継承しています。今回の製造販売承認により,XIENCE Xpedition が,複雑病変患者に対する医師の治療選択肢の幅を広げ,日本においてよりよい冠動脈疾患の治療改善に貢献することを期待しています。また,XIENCE Xpedition は日本初となる3.25mm 径サイズを含む幅広いサイズ留置が可能になるでしょう。」
この製品の性能は,長期成績を含む100以上の臨床試験における53,000名以上の患者デー タから成る,XIENCE薬剤溶出ステント製品群の確固たる臨床データにより裏付けられている。また,国内ではXIENCE V®またはXIENCE PRIME®を留置した3,000名以上の患者を対象にAbbottが支援する5つの臨床試験ならびに,2010年の日本におけるXIENCE Vの上市以来, 国内で実施された多数の医師主導型の臨床試験においても,XIENCE薬剤溶出ステント製品群は,日本で既に安全性と有効性が実証されている市場をリードする薬剤溶出ステントの一つになっている。
* 同社調べ(2013年7月11現在,日本で販売されている5社13製品の製品仕様を参照)
1 Coronary Artery Disease. National Heart, Lung and Blood Institute. May 2011
http://www.nhlbi.nih.gov/health/health-topics/topics/cad/
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http://www.abbott.co.jp/