東芝メディカルシステムズ本社での生物多様性保全活動の取り組み
2013-5-28
東芝メディカルシステムズ(株)は,事業活動と,生物多様性を含む多様な環境問題を包括的かつ定量的に把握することにより,取り組みの「見える化」を図り,影響の低減,持続可能な利用につなげている。2012年3月より「生物多様性推進プロジェクト」を推進し,本社および周辺地域の生物調査を実施,1年間の調査結果をまとめた。調査結果は同社ホームページに掲載,(http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/env/biodiversity/ ),また「いきものガイド」として冊子を発行した。
栃木県北部の大田原市に立地している本社は,那須連山を望み一級河川「箒ほうき川がわ」や田園地帯が広がる自然豊かな環境に囲まれている。敷地周辺では絶滅のおそれがある動植物として保護の対象になっている猛禽類などレッドリスト対象種(注1)を含む動植物が確認された。
今年度は7月下旬に従業員家族や周辺住民による観測会や,生物を事業所内に呼び込む環境づくりなどに取り組む予定である。今後も東芝グループ生物多様性ガイドライン(2009年9月制定)に沿って,より多くの生き物が生息できる環境づくりを目指して調査,保全に努めていく。
(注1)レッドリスト対象種:レッドリストとは,絶滅のおそれのある野生動植物等について,絶滅への危険度に応じてランク付けしたもの,それらの生息・生育状況等をとりまとめたものがレッドデータブックと呼ばれ,世界各国でレッドデータブックが作成されている。日本では各都道府県でも県別の県レッドデータブックを作成しており,2011年栃木県版のレッドリストが発行され1393種の動植物が指定されている。
●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp