ShadeQuest/Unlimited(クラウド・富士フイルム医療ソリューションズ)
「真のクラウドPACS」を提供し,地域における情報共有基盤に向けて展開

2013-2-1

富士フイルム医療ソリューションズ

クラウド・地域連携


近年のデジタル情報の爆発的増加とともにICT機器の高速処理化が進み,「いつでも,どこでも,必要な情報が利用できる」ユビキタス情報空間が現実のものとなりつつあります。クラウドコンピューティングは,これを支える重要技術であり,ブームに乗って多くの製品・サービスが発表されていますが,その内容はさまざまであり,実態を慎重に見極める必要があります。
例えば,クラウドは,サーバ仮想化などのITリソース統合により効率化されたデータセンターを有効活用し,顧客が必要なときに必要なだけ迅速にサービス提供する機能を持つべきものですが,現在のクラウドサービスの中には,クラウド上のデータ保管倉庫へのバックアップ機能を持つ程度のものが多く見受けられます。この場合,被災時に自院データが損壊した際など,クラウド上の倉庫からデータを取り出し,自院サーバへのリストアが必要となります。これではバックアップテープの遠隔地保管と変わりがありません。
横河医療ソリューションズのクラウド型医用画像総合管理ShadeQuest/Unlimitedは,上述の課題を解決するサービスです。

  • 日本の情報通信基盤を支えるNTT西日本グループと連携し,通信・防災・セキュリティのすべてにバランスがとれたデータセンターでクラウドサービスを展開(3省4ガイドライン対応)。
  • 保管が義務付けられている画像情報(その他診療録に関する諸記録)を,安心安全な場所(クラウドデータセンター)に保管し,かつ,自院保管の場合と遜色ない応答速度で参照可能に。
  • クラウドを活用した電力,スペース,管理運用等まで含めたシステム総所有コスト削減のためのコンサルティング実施。

 

横河医療ソリューションズの提案

昨今の撮影装置の高性能化により,蓄積される画像容量の増加が著しくなっていますが,現実には法による保管義務期間が過ぎても,データを捨て去ることは困難なのではないでしょうか。 そうした場合,参照頻度が比較的低い画像をクラウドへ移行することで,自院システムのストレージ容量を確保し,ディスクの追加購入を不要にすることができます。また,安全性を重視する場合には,参照頻度の高い直近画像をクラウドと院内に二重持ちすることで,BCP対策の第一歩とする考え方もあります。いずれの場合も,いざとなればクラウド保管した画像をオンライン上で素早く参照できる必要がありますが,ShadeQuest/Unlimitedなら,自院ストレージに保管された画像の呼び出しと遜色ない応答速度での画像参照環境を構築できます。もちろん,全画像データをクラウドに預かり,クラウド上の画像を原本とするサービスも可能であり,単なる「情報の一時預かり倉庫」ではない「真のクラウドPACS」として活用いただけます。
現在,横河医療ソリューションズは,地域における医療情報共有基盤構築を通じた患者・市民サービス向上を視野に入れ,次のステージとして,画像診断センターや中核病院のリモート読影・診断支援への対応,レポートデータの地域共有と症例データベース化支援サービスを準備中です(図1)。横河医療ソリューションズのクラウドサービスにご期待ください。

図1 横河医療ソリューションズのクラウドサービスの展開

図1 横河医療ソリューションズのクラウドサービスの展開

 

●お問い合わせ先
富士フイルム医療ソリューションズ(株)ソリューション本部営業部
TEL 03-6452-6880
https://www.fujifilm.com/ffms/ja

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(ITvision No. 27 / 2013年2月号)

横河医療ソリューションズ株式会社は2019年9月30日より富士フイルム医療ソリューションズ株式会社に変更しました。
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