現在多くの病院が，患者様の検査データや画像データなどを各科の部門のシステムに個別に保存・管理しているためデータがサイロ化（孤立）し，診断に必要なデータの入手に時間がかかり，医療従事者間で十分な連携が行えないという課題に直面しています。また，システムの管理負担，増え続けるデータに対応するためのシステム増設コストやシステム間の相互接続性の欠如によって，職種間や施設間の医療連携を行う際に，必要以上に大きなコスト負担が発生しています。それらの課題に対してのGEヘルスケアの答えが，GE Data Management Solution。効率的なデータマネジメントを実現するGEのVNA（ベンダー・ニュートラル・アーカイブ）であるCCA（Centricity Clinical Archive），VNAで保存されている画像を高速に検索・取得可能としたOCDB（Open Connect Database）や医療データ分析サービスであるApplied Intelligence（アプライド・インテリジェンス）により，病院の生産性の改善や診療品質の向上を強力にサポートします。

CCA（Centricity Clinical Archive）

CCAは，ベンダーに縛られないオープンかつ標準規約に則ったVNAの構築をサポートします。院内外のさまざまなシステムで別々に保存・管理（サイロ化）されたDICOM画像，心電図や各種検査情報，さまざまな仕様の紙文書（同意書や検査レポート，サマリ）やデジタルカメラ画像などを一元管理することで，効率的なデータ管理や各部門でのシステムのコストの低減を図ることができます。また，一元管理されたデータは，Centricity Universal Viewer ZFP（図1）により患者様の診療情報を網羅的に俯瞰することができ，診療品質の向上に寄与します。また，医師や看護師，事務職員一人ひとりのワークフローに合わせて画面を最適化するフィルタ機能により，迅速に見たい情報にたどり着くことができ，医療従事者の生産性を向上できます。GEヘルスケアは，長年にわたりVNAと標準規約に基づいた相互接続に注力し，VNAのグローバルシェアNo.1の実績を上げています（シェア45％^＊1，600施設^＊2）。

図1　Centricity Universal Viewer ZFPのポータル画面

OCDB（Open Connect Database）

OCDBとは，VNAに保存されている画像データにSQLで柔軟な検索ができるように，他社システムやビューワに公開したデータベースです。画像データをさらに高速に取得できるようにDICOM Web Servicesにいち早く対応しております。VNAにOCDBを加えることで，より柔軟に各診療科，部門でのシステムやビューワ選定が可能となり，データを管理する側とお使いになる側の双方のニーズにお応えすることが可能となります。

Applied Intelligence（アプライド・インテリジェンス）

病院内にあふれる，膨大な検査情報やカルテ情報，検査機器の稼働情報。GEヘルスケアは，幅広いモダリティからの検査データ，ワークフローや画像データ，さらにはデータサイエンスへの深い知見を駆使し，これらのビッグデータに意味を与えることで，病院運営の「今」を可視化し，「未来」への指針を導き出す最先端の医療データ分析サービス「アプライド・インテリジェンス」（図2）をご提供しています。クリニカル，オペレーショナル，ファイナンシャルのあらゆる側面から，今までない病院経営・患者ケアの実現を可能にします。

図2　アプライド・インテリジェンスの分析ダッシュボード例

＊1　IHS 2016 World Market for Storage / VNA，保管検査数による比較。
＊2　グローバルにおける1998〜2015年5月までの導入施設数（部門内，院内，地域内）。

製造販売：GEヘルスケア・ジャパン株式会社
販売名称：セントリシティ・ユニバーサル・ビューワ
医療機器認証番号：225ABBZX00019000号
Centricity Clinical Archive，Applied Intelligenceは薬事非該当品となります。

JB54523JA