被ばく線量管理システム「DOSE MANAGER」(販売元:富士フイルムメディカル/開発元:キュアホープ)
医療放射線の安全利用に貢献する「DOSE MANAGER」
2019-12-4
「DOSE MANAGER」のめざすもの
画像診断管理加算3などの診療報酬対応,2020年4月に診療放射線に係る安全管理体制の確保義務化への対応のために,線量管理システムの導入を考えられているご施設が増加している。被ばく線量管理システムDOSE MANAGERは診療報酬対応,法令対応にも効果的なシステムだが,記録管理を求められている線量データのみを記録するだけではなく,より多くの検査モダリティをカバーして,患者様のダメージを表現する被ばく線量データを正確に取り扱っていただき,医療現場で正しく利活用していただくシステムをめざしている。
DOSE MANAGERで実現すること
1.より多くのモダリティデータをカバー
放射性医薬品とX線管球搭載のモダリティを1管球ごとに管理可能である。より多くのモダリティをカバーして,患者様の被ばく線量として把握することが可能である。将来法令上の管理すべきモダリティが追加されても対応ずみで安心である。
2.被ばく線量データ
推定した入射皮膚線量データ,「WAZA-ARI」(量子科学技術研究開発機構)と連携して,WAZA-ARIが算出したデータを取得することが可能である。より多くの種類の線量データを取り扱うことで,さまざまな目的に利活用が可能である。
3.RIS情報を利用して線量データを有効活用
RISの情報を保持して,線量データとマッチングすることで,線量データを基とした分析・研究・集計・統計に利活用の幅が拡大する。また,DICOM Radiation Dose Structured Report(RDSR)が存在しても,実運用できないケースがある場合は,RISデータで補完する役割もある。
4.施設様の線量データの状況を正しく把握
正当化,最適化,患者様への情報提供に使われる線量データの状況を施設ごとに確認し,できるかぎり利用してよいデータに近づけ,同時に利用すべきでないデータを把握していただき,正しくデータ運用をしていただくようサポートする。
5.簡単に線量データを確認
電子カルテ・RIS・PACSなどの院内に多く配信されている端末上で,診療放射線の安全管理に係る医療スタッフの方々が,素早く簡単に正確な患者様の被ばく線量データを確認できる(図1)。患者様の線量データの迅速な確認,患者様への的確な情報提供のツールとしてご利用いただける。
6.線量レポートの有効活用
患者様への説明,正当化,最適化に利用を想定される線量レポートを施設様の安全管理方針に従って検討していただき,施設様ごとにカスタマイズすることで,実際に使えるレポートをご提供する(図2)。
●問い合わせ先
富士フイルムメディカル株式会社 マーケティング部
TEL 03-6419-8033
http://fms.fujifilm.co.jp