技術解説(フィリップス・ジャパン)
2023年8月号
Women’s Imaging 2023
性能を追求した妥協のないプレミアムコンパクト「Compact 5000シリーズ」販売開始
フィリップスは,超音波診断装置を「さらに多くの場所で多くの人が利用できる,インテリジェントで,迅速,かつ確実な意思決定を可能にするソリューション」として進化させてきた。「Compact 5000シリーズ」(図1)は,「性能を追求した妥協のないプレミアムコンパクト」として誕生し,2023年5月より日本での販売を開始した。
●高画質を追求したコンパクトな筐体
これまで,高画質の超音波診断装置での診断は,特定の部署に設置される大型の据え置き型装置に限られていた。そのため,患者様は精査のために病棟から検査室などへ移動する必要があり,時間やコストの問題だけでなく,患者様への負担も大きくなっていた。新しいCompact 5000シリーズは,画質と性能に妥協することなくポータブル性と汎用性を追求することで,臨床医によりよい診断ツールを提供し,患者様がどこにいても先進技術を提供できるよう設計されている。
●「eL18-4 PureWaveリニアトランスジューサ」と「Advanced Needle Visualization機能」
Compact 5000シリーズは,フィリップスのプレミアム装置の「EPIQ」およびハイエンドの「Affiniti」と同じワークフローで使用でき,トランスジューサを共有する。乳腺領域では,2〜22MHzのウルトラブロードバンドを持つ高画質・高感度のeL18-4 PureWaveリニアトランスジューサが対応可能である。eL18-4のAdvanced Needle Visualization機能は,2D画像を劣化させることなく,針を強調して視認性を高める。
●清拭性の高いシールドコントロールパネル
コロナ禍を経験し,クリーニング性や感染症への配慮が以前にも増して重要視されるようになった。Compact 5000シリーズは感染対策を重視した防水設計で,タッチスクリーンやトラックパッド,デジタルTGC(time gain control)を採用した凹凸のない構造は,高い清拭性を実現する。
販売名:超音波画像診断装置 Compact 5000シリーズ
医療機器認証番号:305ADBZX00012000
特定保守管理医療機器
管理医療機器
販売名:フィリップス超音波診断用プローブ eL18-4
医療機器認証番号:229ADBZX00117000
特定保守管理医療機器
管理医療機器
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