技術解説(フィリップス・ジャパン)
2020年1月号
DR System Update 2020
検査効率と確信の持てる診断を追究した一般X線撮影装置「DigitalDiagnost C90」
「DigitalDiagnost C90」は,フィリップスの一般X線撮影装置「DigitalDiagnostシリーズ」の最上位機種であり,高い検査効率と確かな診断をサポートするさまざまな技術が搭載されている。
■検査効率の向上と業務負担軽減のために
天井走行式X線支持装置に新たに搭載された12インチタッチパネルでは,従来,操作室で行っていた撮影条件の変更や撮影画像のレビューなどが,検査室の中でも対応できる。さらに,照射方向から見たビデオカメラ映像が,適切なポジショニングやコリメーションによる被ばく低減および再撮影のリスク低減に貢献する(図1)。
■より確かな画像診断のために
DigitalDiagnost C90では,ノイズ低減処理などが強化された新しいマルチ周波数処理と,胸部単純X線画像内の骨陰影を減弱する“Bone Suppression”が搭載可能である。追加撮影や追加機材が不要なBone Suppressionは,被ばく線量や診療放射線技師の業務負担を増やすことなく,通常の臨床画像と骨減弱画像の2枚の画像をPACSに転送することができる(図2)。
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