技術解説(フィリップス・ジャパン)
2013年8月号
Women's Imaging 2013 最新技術
多彩な機能でストレスフリーなマンモビューア「IDS7/mx」
最近では,フィルムレス対応の施設が多くなり,マンモグラフィ運用においても多くの施設が強化しています。また,トモシンセシスのような大容量データをマンモビューアで扱うことも考慮しなければなりません。特に,画像診断をするにあたり,“微細な病変を見逃さない高画質性”“大量の検診件数に対応が可能でスピーディに読影できる効率性”“医師ごとに設定可能な柔軟性”が求められます。「IDS7/mx」(図1)のマンモグラフィに特化したユーザーインターフェイスは,直感的な操作が可能で,検査の表示方法やシステムツールの使い方も,個々のニーズに合わせて簡単にカスタマイズすることが可能です。事前にハンギングプロトコルまたはディスプレープロトコルを設定することにより,どのベンダーのマンモグラフィ装置でも撮影した画像や対象検査を選択するだけで画像が自動的に並び変わり,マンモグラフィ特有の読影方法である3ステップリーディングの画像診断の順序に沿ったCC/MLO画像の表示,またはマンモグラフィ向けの超音波やMRIなどの他装置のマルチ画像診断(図2),過去画像との比較読影の際も自動で並び替え表示することが可能です。2人以上の医師が読影するダブル(トリプル)リーディングにも対応。ウィンドウレベル調整などの画像処理機能は,操作をする医師ごとにキーボードやマウスに割り当てることもできます。カテゴリ別の診断登録も可能です。これにより,誰がいつ画像診断を行ったのかが一目でわかるようなシステムです。また,マンモグラフィ専用キーパッド(図3)を用いることによって,大量の検診データを短時間で読影可能となり,読影者にとってストレスフリーな環境をご提供します。
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