技術解説(GEヘルスケア・ジャパン)

2016年8月号

Women's Imaging 2016 最新技術[Breast Imaging]

検査精度の標準化という新たな強みを手に入れた乳房用超音波画像診断装置「Invenia ABUS」

超音波検査の最大のハードルは,組織を的確かつ鮮明に描き出すためには高度な検査者スキルを要してしまうことです。

「Invenia ABUS」(図1)は,簡単な操作で検査者のスキルに左右されることなくフルボリュームでの乳房スキャンが可能です。見逃しを防ぐとともに,高画質と再現性を確保できます。

図1 乳房用超音波画像診断装置Invenia ABUS

図1 乳房用超音波画像診断装置Invenia ABUS

 

ソフトウエア・ビームフォーマーの採用により,高画質・短時間での処理が可能です。ワイドビームをフレキシブルに制御し,あらゆる深度で焦点を形成することで,乳房全域における高い均一性と解像度を実現しています。

検出されたフルボリューム画像は,ワークステーションに送られ複数画面で柔軟にレイアウト表示ができるため,経時比較や分析も容易に行えるなど,オペレーションから読影プロセスを大幅に効率化できます。

特徴的なのは,“C-plane”と呼ばれる冠状断の画像です。C-plane上では,一つのデータ上でブレスト全領域がカバーできるため,すべての乳腺組織の構造的な情報を評価できます(図2)。

図2 Invenia ABUSの画像

図2 Invenia ABUSの画像
左上:冠状面(C-plane),左下:横断面,右上:矢状面

 

見落としを低減できるのみならず,マンモグラフィやMRIなど他モダリティとの相関もとりやすくなります。

超音波検査を受ける方も,そして検査を実施する方にも負担を強いず乳がん検診をシンプルにする,新しいコンセプトの装置です。

*医療機器認証/承認番号
 製造販売:GEヘルスケア・ジャパン株式会社
 販売名称:乳房用超音波画像診断装置
 Invenia ABUS
 医療機器認証番号:226ABBZX00065000号
*広告承認番号:JB23613JA

 

【問い合わせ先】
カスタマーコールセンター
TEL 0120-202-021
URL www.gehealthcare.co.jp

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