技術解説(GEヘルスケア・ジャパン)
2014年8月号
Women's Imaging 2014 最新技術[Breast Imaging]
真のデジタル・ブレスト・トモシンセシス“SenoClaire(セノクレア)”搭載「Senographe Essential」
2000年に日本で初めてFFDM搭載デジタルマンモグラフィを発表して以来,GEではこれまで多くの製品を発売してきました。現在の最上位機種である「Senographe Essential」は,通常の2D検査はもちろんのこと,縦横からのアプローチが可能なBiopsy検査*1や造影マンモグラフィ検査(SenoBright)*2も可能な機種となっております。そのSenographe Essentialの新たなオプションとして,2013年11月よりデジタル・ブレスト・トモシンセシス“SenoClaire*2”の販売を開始しました(図1)。
●SenoClaireのテクノロジー
Senographe Essentialに搭載されている高DQEディテクタとRh陽極を持つX線管球は,SenoClaireでも低線量・高画質を牽引します。画像再構成は,逐次近似法ASiRDBTアルゴリズムを採用しています。従来のFiltered Back Projectionアルゴリズムに比べ,アーチファクトを除去することが可能なため,微小な関心部位をよりクリアに表現することができます(図2)。SenoClaireは,1回の撮影で9つの投影画像を収集します。従来のマンモグラフィと同等の線量で,診断に必要な,より精度の高い情報を適切な検査時間で取得することにより,受診者の負担が少なく“やさしい”検査を提供します。
*1 オプション
*2 SenoBright,SenoClaireは下記オプションとなります。
販売名称:セノグラフ2000DSシリーズ
医療機器認証番号:21600BZY00218000
Senographe Essentialは,上記医療機器の類型「2000DS-S Essential」
【問い合わせ先】
Detection & Guidance Solutions部 マンモグラフィ担当
TEL 042-585-9370
URL www.gehealthcare.co.jp