技術解説(キヤノンメディカルシステムズ)

2017年8月号

Women's Imaging 2017 最新技術

シンプルに,より使いやすくなった高品質マンモビューワ“Rapideye Saqura”

スピーディな画像表示と簡単なマウス操作で“さくさく”お使いいただける“Rapideye Saqura”を紹介します(図1)。

図1 Rapideye Saqura

図1 Rapideye Saqura

 

●リーディングプロトコールとレイアウトプリセット機能で読影時間を短縮
医師の読影ルーチンに合わせ,画像レイアウトや表示倍率の設定はもちろん,過去比較表示用レイアウト,CADシステムの結果表示,過去のCRデータと今回のデジタルマンモグラフィの比較表示などをルーチンの中に組み込めます。
また,リーディングプロトコールとは別に,レイアウトの登録(レイアウトプリセット)が可能なので,ルーチンに沿った読影中に,イレギュラーなレイアウトに簡単に切り替えられます。

●トモシンセシス画像表示対応
トモシンセシス画像もすばやく表示し,シネ再生機能で自動めくりをしながら読影でき,シェーマが付いているので,どこの断面図を見ているのかを簡単に確認できます。
また,複数のリーディングプロトコールを登録することができるので,検診やトモシンセシス画像ありの精密検査など,検査内容に合わせて容易に使い分けられます。
これらは標準機能ですので,今後トモシンセシス装置を導入する場合にもそのまま対応できます。

●検診施設向け機能
検診車などから出力した画像データに受診者情報を付加し,施設へデータ転送ができます。任意の条件で絞り込んだ検査を,リストに戻ることなく次々に表示し,効率良く読影できます。

●マンモグラフィ読影レポート機能
『マンモグラフィガイドライン』に準じたチェック方式ベースのレポートです。作成結果から統計出力も簡単に行え,乳腺超音波との連携による総合判定,超音波やMRI検査との比較,総合的な乳腺読影に対応し,施設ごとのカスタマイズ性に優れたレポートを提供します。

●ブレストソリューション
Rapideye Saquraのほか,マンモグラフィ装置の“エコースキャンガイド”機能,超音波の“SMI”技術,MRIの“ブレストSPEEDER”コイルなどの先進技術で,今日の「いのち」を支え,未来の「いのち」を守るソリューションを提供します。

 

●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon/

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