技術解説(キヤノンメディカルシステムズ)
2014年8月号
Women's Imaging 2014 最新技術[Breast Imaging]
なぜ,FPD方式マンモグラフィ検診車で,「Pe・ru・ru DIGITAL」が最も選ばれているのか?
直接変換型FPD方式マンモグラフィ装置「Pe・ru・ru DIGITAL」の車載型(以下,車載Pe・ru・ru)は,発売以来,最も選ばれるマンモグラフィ検診車になりました。そこで本稿では,東芝を選んでいただいている理由を紹介します。
●画像記録装置が振動に強い! 〜SSD式RAID〜
車載Pe・ru・ruは,画像記録のための内部記録装置に,振動に強いSSDのRAIDによるフェールセーフシステムを採用し,撮影画像の記録ミス,消失事故のリスクを低減しています(図1)。
●装置レイアウトの自由度が高い! 〜伸縮支柱昇降方式撮影台〜
車載Pe・ru・ruでは,支柱が伸縮することによって撮影台の高さが変わる伸縮支柱昇降方式を採用しています(図2)。これにより,クーラーダクトや空調機に干渉しないように支柱の高さを制限し,撮影台を部屋の隅に配置することで,ポジショニングスペースを広くとることができます。
●発動発電機容量が小さい! 〜発電機の床下収納が可能〜
車載Pe・ru・ruは,装置本体,空調,照明,雑用電源の所要電力を足し合わせても,12kVAの発電機で駆動可能です。12kVA以下の発電機は,低騒音な上に外形が小さいため,車両の床下に収納することができ,床上に発電機庫のスペースを必要としないため,撮影室や待合室のスペースを広くとることができます。
東芝は,今後もこの特長を活かし,受診者にとっても操作者にとっても快適なマンモグラフィ検診車の普及に努め,乳がん検診の受診率向上に貢献していく所存です。
●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon/