ホーム 取材報告 国際モダンホスピタルショウ2011東芝住電医療情報システムズ/東芝メディカルシステムズ ― 医療連携システムと医事会計システムの新製品を発表
■ 東芝住電医療情報システムズ/東芝メディカルシステムズ ―
医療連携システムと医事会計システムの新製品を発表
[7月13日(水)]
東芝住電医療情報システムズ/東芝メディカルシステムズ(以下東芝)は,新製品として医療連携システム「HAPPY netty」と,医事会計システム「HAPPY CS-VPlus」を発表した。
HAPPY nettyは,地域の医療機関などの診療情報や検査情報などをネットワークで共有,活用する医療連携システム。特長としては,病病,病診,診診などの病院間の連携だけでなく,介護施設や健診センターなどを含めた,いわゆる保健・医療・福祉複合体を運営する法人内での情報連携をサポートすることだ。連携サーバを1か所においた共有(集中型)や,個々の施設の情報を参照する分散型のどちらのスタイルにも対応できる。さらに厚生労働省標準規格を採用しており,マルチベンダーでの情報連携システムの構築が行える。また,CTやMRIの予約状況や,空床管理など地域における医療リソースの活用のための機能を搭載し,情報共有だけでなく病院経営支援を含めた有機的な連携を可能にするソリューションを提供する。
HAPPY CS-VPlusは,操作性と拡張性に優れた医事会計システムで,レセプトオンライン化に完全対応し,未収金の一括管理など債権管理業務に対応するのが特長である。ワイド画面モニタを標準として表示などの最適化して見やすく入力しやすいシステムになっている。また,会計や受付などの業務中でも,患者登録などの他の業務画面を立ち上げることができるマルチ業務機能で,迅速な事務処理を支援する。
大森啓嗣社長 |
東芝では,ブースを「スマートファシリティホスピタル」のコンセプトで構成し,電子カルテや画像診断機器といった個々の製品だけでなく,病院全体のファシリティマネジメントが行える東芝グループの総合力をアピールした。6月に東芝住電医療情報システムズの新社長に就任した大森啓嗣氏は「震災以降,新築を考えている施設から,東芝の総合力を生かして病院全体をトータルに考えた提案をして欲しいという要望が増えている。それに応える新製品やサービスを展示した」と述べた。
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「スマートファシリティホスピタル」をテーマにブースを構成 |
診療歴をカレンダー形式で表示しアイコンから詳細内容が展開する |
ワイド画面モニタを採用 |
医療連携システム「HAPPY netty」 |
医事会計システム「HAPPY CS-VPlus」 |