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国際モダンホスピタルショウ2010

■ KDDI研究所 ― タブレット端末に対応した医用画像連携システム「SmartMIMAS」

[7月15日(金)]

KDDI研究所は,病院のCT/MR画像をセキュアな回線を使って外部の病院や外出先の専門医のスマートフォンやタブレット端末に転送する医用画像連携システム「SmartMIMAS」を展示した。同社では,これまで携帯端末に画像転送するPocketMIMASなどを展開してきたが,タブレット端末に対応し高速転送と表示を可能にした。転送されるのは参照画像で,同社が独自に開発した高速暗号アルゴリズムKCipher-2を採用し,セキュリティを確保している。

また,ケーブルテレビのセットトップボックス(STB)を利用した在宅医療支援コミュニケーションシステムを参考展示した。ケーブルテレビを利用することで,家庭側ではテレビに接続してリモコンなどで簡単に操作できるのが特長だ。血圧や体重などはコンティニュア・ヘルスアライアンスの規格に対応して,自動転送できる。また,医師の指導を受ける際にはテレビ電話だけでなく,グラフなどを表示した画面を互いに共有して,医師が書いた手書きの文字や矢印を双方で確認しながら相談ができる機能を搭載している。同社では,在宅医療システムの普及のためには,機器のコストダウンが必要と考えており,専用システムではなく,家庭のテレビなどを利用できるSTBタイプの開発を行っているという。

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CT/MR画像をタブレット端末に転送する医用画像連携システム「SmartMIMAS」
CT/MR画像をタブレット端末に転送する
医用画像連携システム「SmartMIMAS」
セットトップボックスを利用した在宅医療支援コミュニケーションシステム。在宅側の端末。
セットトップボックスを利用した在宅医療支援
コミュニケーションシステム。在宅側の端末。

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