三洋電機は,診療所向け電子カルテシステムなど,機能強化を図ったMedicomブランドの製品を中心に展示を行った。
ワイド画面を採用したMedicom-HR |
診療所向けのレセコン一体型電子カルテシステム「Medicom-HR」は,従来の19型液晶ペンタブレット対応モニタに加え,22型ワイド画面の液晶ペンタブレット対応モニタのタイプを近日発売として,展示した。今秋にリリースの予定。画面をワイド化したことで,表示エリアが拡大。視認性,操作性が向上した。また,定型文をあらかじめ設定した項目から入力できるようにしたほか,従来から好評のシート入力機能で,医師の診療を妨げない入力環境を提供する。
会場では,「Medicom-HR」と画像ファイリングシステムを組み合わせたシステムも紹介された。1つは富士フイルムの「C@RNACORE Station」と一体化したシステム。もう1つはパナソニックメディカルソリューションズの診療所向けPACS「Plissimo AR」シリーズとの連携したもの。診療報酬改定の影響もあり,
診療所のフィルムレス化も進んでおり,多くの施設が電子カルテシステムとともに画像ファイリングシステムを導入するという。
三洋電機のもう1つの「Medicom-DP/X」もバージョンがIIIに上がった。シェーマ機能が強化され,拡大して書き込みしやすくなっている。この機能は旧バージョンのユーザーに対してもアップグレードで提供している。
レセコンの「Medicom-MC/X」も同様にバージョンが上がった。表示エリアを広げ,過去の医事データからDo入力ができる。
このほか,マーケティングリサーチとして,iPad上で「Medicom-HR」のデータを画面を表示するデモンストレーションも行っていた。 |