データベースソフトウエアのファイルメーカーはホスピタルショウ初出展。展示では,FileMakerの最新バージョンであるver.11の紹介と,FileMakerを使った医療ソリューションを手掛けるパートナー企業による製品の紹介を中心に構成した。ブース内に出展したのは,スプラッシュ,db-pro,両備システムズ,ジュッポー,ジェネコム,バルーンヘルプ,寿商会の7社。
スプラッシュは,在宅診療支援システム「Beluga(ベルーガ)」を展示。医師の往診スケジュールなどカレンダーを使って簡単に管理できる機能などを実現する。db-proは,薬剤などの在庫管理システムを紹介した。safariとインスタントWebで,iPadからのデータ入力をデモしていた。ジュッポーは,「ME機器管理システム」「看護必要度チェックシステム」を展示し,Citrixを利用したiPadからのFileMakerの利用を紹介した。また,バルーンヘルプは,隈病院(兵庫県)で手掛けた「医療業務支援システム」を展示していた。いずれのシステムもFileMakerを利用することで,電子カルテなどの基幹システムがカバーしきれない部分を補完したり,施設ごとに異なる運用や要望に柔軟に対応できることが特長だという。
また,ホスピタルショウ期間中に限り,同社ブース来場者に,製品の技術情報の入手やコミュニティへの参加などができる「FileMaker Technical Network」のメンバーシップ費用(9000円)を50%オフにする特別サービスを行っている(医療関係者に限る)。 |