Hydro Ag^＋アルコールスプレー

富士フイルムの「Hydro Ag^＋ アルコールスプレー」「Hydro Ag^＋ アルコールクロス」は，アルコールと銀系材料を組み合わせた同社独自の抗菌技術を採用した医療従事者向け持続除菌環境清拭材である。

富士フイルム独自の抗菌技術であるHydro Ag^＋は，銀系抗菌材に室温硬化型超親水ポリマーを組み合わせることで，アルコールが蒸発した後も銀系抗菌材を含有する超親水膜が形成されて，除菌性が持続する。同社では，銀イオンが継続的に放出されることで抗菌性能が長時間持続する銀系抗菌材を含んだ超親水性の樹脂を塗布する技術を開発し，医療機器などに使用してきた。その技術を応用して開発したHydro Ag^＋によって，スプレーやクロスを使ってアルコールとともに対象物を簡単にコーティングできるようにした。

Hydro Ag^＋ アルコールスプレー・クロスは，院内感染対策のガイドラインに準拠し医療現場での環境清拭に使用できるアルコール濃度80％の製品と，一般向け用途のアルコール濃度60％の製品をラインアップしている。

※参考リンク
「診療放射線分野における感染症対策ガイドライン（Version 1.0）」（日本診療放射線技師会）＝
http://www.jart.jp/news/kansensyoutaisaku_GL_10.html

Hydro Ag^＋アルコールクロス

（文責・編集部）