医用画像博覧会 2020 イーメディカル東京/東京計器アビエーション - 周辺機器 
MRI検査の安全運用を高精度の器具と柔軟な調整でサポート

2020-4-21

イーメディカル東京

周辺機器


MRI室用磁性体センサー「Magfhy II」

MRI室用磁性体センサー「Magfhy II」

●誤警報を低減し,より確実な磁性体検知を実現するMagfhy II

イーメディカル東京と東京計器アビエーションが提供する「Magfhy(マグフィー) II」は,MRIの吸着事故を防ぐため,磁性体を検知するMRI室用センサー。スリムデザインの2本柱から成り,MRI前室にも設置可能である。MRI検査室への入室時に,柱の内部に配置された超高感度磁気インピーダンスセンサーが磁性体を検知すると,柱の上部に設置された3色(青・黄・赤)のランプと音声アナウンスで注意を促す。また,入室前に柱の前で一回転すると,身につけている小さな磁性体を検知でき,2段構えの体制で磁性体の持ち込みを防ぐことができる。

Magfhy IIには,誤警報を減らし,より確実な検知を実現する2つの機能が搭載されている。1つめのベクトル検知機能は,磁場変化の大きさと方向を検知できるように磁気センサーを配置し,「大きさ×方向=ベクトル」を演算することで,磁性体の移動方向や小さな磁性体の検知などを可能にする。もう一つの環境ノイズ抑制機能は,院内の鉄製のドア開閉や,敷地内を通過する自動車といった環境ノイズをあらかじめ計測してノイズとして設定,2本の柱の間を通過する磁性体のみを検知できるようにし,誤警報を低減する。これらの機能は施設の環境に応じて閾値の設定が可能で,より安全なMRI室の運営をサポートする。また,Magfhy IIシリーズ専用として,非磁性率99.9%でMRI室に入室可能な車椅子やストレッチャー,点滴スタンドなども提供する。

●「うっかりミス」を防止する小型強磁場警報器「MAG WATCHER」シリーズ

強磁場警報器「MAG WATCHER(マグウォッチャー)(MD-1000)」と「MAG WATCHER PLUS(マグウォッチャープラス)(MD-2000)」は,強磁場領域を高感度センサーで検知し,音と光で警告することで吸着事故を防止する。小型・軽量な作りで,スタッフや,さまざまなMRI室持ち込み禁止用品に容易に装着できる。高感度センサーで3軸同時測定が可能で,3段階の警告磁場強度をPCで自由に設定できる。また,MAG WATCHER PLUSは4桁液晶表示で簡易テスラメータとしても使用可能で,磁場積算機能も搭載し,スタッフが強磁場環境に対して注意意識を高めるのに有用である。

強磁場警報器「MAG WATCHER(MD-1000)」と「MAG WATCHER PLUS(MD-2000)」

強磁場警報器「MAG WATCHER(MD-1000)」と「MAG WATCHER PLUS(MD-2000)」

 

●非常灯も加わり,「mag luminance」シリーズでMRI検査室のすべての照明をサポート

MRI室対応の電磁波ノイズ低減LED照明「mag luminance(マグルミナンス)」は,電源装置を別置することで,MRI検査室内へのLED照明の設置を可能にし,現在,年間200以上の施設に採用され,国内MRI用照明では多くのシェアを占めている。ストレート直付け,ブラケット,スポット,ダウンライトの各タイプを揃え,いずれもシンプルなデザインのため,イメージする環境に調和した,最適な空間が実現する。また,2019年4月には非常用LED照明「EDLJ-130A」を発売した。EDLJ-130Aは,非常用照明として求められている床面2ルクス,30分以上点灯する条件を満たしており,災害時などの安全な避難を確実にサポートする。EDLJ-130Aが加わったことで,検査室内のあらゆる照明のサポートが可能になり,EDLJ-130Aは発売以降,すでに100施設以上に納品されている。

mag luminanceは,目に優しい白色LEDと電球色LEDを混合し,各色の比率を変更することで,4000Kを標準として3000K,5000Kの3段階で色温度を設定できる。東京計器アビエーションは検査室の照明シミュレーションも手がけており,イメージに沿った照明設置をサポートする。また全タイプで調光可能で,照度率を約10%まで調整でき,撮影時は暗く,患者移動時は明るくするなど,使用状況に応じた調整が容易である。

電源部1台でLED照明器具を6台(ストレート型照明は4台)まで設置可能で,低コストかつ省スペースな設計になっている。さらに,電源装置に必要なノイズフィルターは1台で済むことから,イニシャルコストの削減にもつながる。一方で,1灯あたりの光束を多くすることで,設置台数を減らしつつ,明るさの維持が可能になった。なお,4万時間と長寿命設計のため,電球交換時の吸引事故のリスクを大幅に低減する。

また,高輝度LED照明「Cate-X」は,ME機器に影響しにくい低ノイズ電源を採用。薄型かつストレート埋め込み型で,天井走行式血管撮影装置のレール枠内にも設置可能である(環境に応じて,特注でダウンライト型も扱う)。高輝度かつRa90以上の高演色性の素子を採用している。

電磁波ノイズ低減LED照明「mag luminance」

電磁波ノイズ低減LED照明「mag luminance」

 

(文責・編集部)

 
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