技術解説(GEヘルスケア・ジャパン)
2015年8月号
Women's Imaging 2015 最新技術[Breast Imaging]
Advanced Applicationが充実した「Senographe Essential」に新たな画像処理“eContrast”が登場
2000年に日本で初めてFFDM搭載デジタルマンモグラフィを発表して以来,GEではこれまで多くの製品を発売してきました。現在販売している「Senographe Essential」シリーズは,日本国内で116台(2015年6月末現在)が稼働しています。このたび,2D用の画像処理・Tissue Equalization & Premium Viewが,“eContrast”として新たに登場しました。また,縦横からのアプローチが可能なBiopsy*や造影マンモグラフィ“SenoBright”*“Step & Shoot”や逐次近似法“ASiRDBT”アルゴリズムを採用し,低線量高画質を実現したデジタル・ブレスト・トモシンセシス“SenoClaire”*(図1)など,豊富なAdvanced Applicationをそろえています。
●新たな画像処理 “eContrast”
デジタルマンモグラフィの特徴であるモニターでの画像観察において,見やすさを強化するとともに操作の簡便性向上を目的にした画像処理で,積極的なマルチ周波数強調やダイナミックレンジ圧縮などを行っています。乳腺,腫瘤や石灰化などの辺縁や構造情報を強調して見やすくするとともに,乳腺と脂肪層間のコントラストなどを圧縮し,観察時のWW/WLなどの調整を極力減らすことで観察効率を改善しています。eContrastでは,インプラント画像やステレオ画像をはじめとする,ほぼすべてのタイプの乳房に対応。
6つのコントラストレベルから,乳房構成やユーザーの好みに合わせて選択が可能です(図2)。
*オプション。
SenoBright,SenoClaireは下記オプションとなります。
販売名称:セノグラフ2000DSシリーズ
医療機器認証番号:21600BZY00218000
Senographe Essentialは,上記医療機器の類型「2000DS-S Essential」
【問い合わせ先】
DGS & Surgery営業推進部マンモグラフィ担当
TEL 042-585-9370
URL www.gehealthcare.co.jp