ご挨拶
瀧口登志夫(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 代表取締役社長)
2023-6-26
医療に従事される皆様にとって,新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの中,さまざまなご苦労があったと拝察いたしますが,ようやく第8波も収束しつつあり,感染症対策も新たな段階を迎えようとしています。一日も早く完全に収束することを願いつつ,われわれとしても微力を尽くして参りたいと考えています。
「Advanced Imaging Seminar 2023」は,「Meaningful innovation. Made Possible.〜臨床に裏づけされた新たなイノベーション」をテーマとしました。“Made for Life”というスローガンの下,より質の高い医療に貢献することをめざして,国内はもとより世界の医療従事者とともにMeaningful innovationを通じて新たな臨床価値を提供することを心がけています。その一例として,2022年に弊社のフォトンカウンティング検出器搭載型CTが医薬品医療機器等法の認証を取得し,国立がん研究センター先端医療開発センターにて臨床研究を開始しました。今後,さまざまな機会を通じて,弊社のフォトンカウンティング検出器搭載型CTが生み出す新たな臨床価値をご報告させていただきたいと考えております。
AIを活用したMeaningful innovationにも注力しています。Advanced Imaging Seminar 2023における講演では,Deep Learning技術を活用することで低侵襲かつ高精細な画像を臨床現場にお届けできている現状をご報告いだたきます。また,われわれのこのような活動は,皆様との共創によって意味のあるものになると考えています。本セミナーが皆様にとって意義深いものとなることを祈念しております。