AXブースでは,昨年のRSNAで発表され,次世代の血管撮影装置として注目を集めた「Artis zeego」が,今年も引き続き展示の中心となった。8つの関節でCアームの自在な動きを実現し,手術や緊急時でも有用性を発揮する。さらに今回は,血管撮影をより強力にサポートする,56インチの大型液晶カラーモニタを搭載(日本国内薬事未承認)。コントラストに優れ,モノクロ高輝度モニタと遜色のない高画質を実現しているほか,ライブ画像や生体モニタ,PACSの画像,IVUSの画像など全部で21種類の中から選んで,表示面積を変えて自由にレイアウトできることも大きな特徴だ。ワークステーションにおいても,DSAで撮影した画像をカラー表示し,血流量を可視化する新機能が搭載された(日本国内薬事未承認)。
このほか一般撮影装置では,臥位のワイヤレスFD(フラットディテクタ)と固定型の立位のディテクタを組み合わせた1管球2ディテクタシステム「Ysio」が初めて実機展示された。 |