2008年11月30日(日),シカゴのマコーミックプレイスを会場に,第94回北米放射線学会(RSNA2008)が開幕した。今回のRSNAのテーマは,“Personal Learning in the Global Community”。150か国以上に会員がいるという国際化するRSNAの現状を踏まえたものとなった。 30日の8時30分からは,レイクサイドセンター・レベル2にあるアーリー・クラウン・シアターにおいて,開会式とプレジデントアドレス,オープニングセッションが行われた。
今回の開会式では,従来とは趣を変え,コーラスで始まった。毎年,ユニークなプレゼンテーションを行うChicago Radiology SocietyからはPresidentのJohn F. Hibbeln M.D.が,東京と同じく2016年のオリンピック開催をめざすシカゴをPR。「CRフィルムリレー」などの“Chicago Radiologic Olympics”をVTRで紹介し,会場を盛り上げた。
プレジデントアドレスでは,大会長であるTheresa C. McLoud M.D.が,“Trends in Radiology Training: North American and International Implications”と題して,プレゼンテーションを行った。このプレゼンテーションでは,米国,ヨーロッパ,アジア,オセアニア,アフリカの放射線医学における教育の現状を比較して,今後の方向性を展望した。
これに引き続き行われたオープニングセッションでは,“Radiology Education for the 21st Century”がテーマとなった。モデレーターは,Robert M. Quencer M.D.。始めにJannette Collins M.D., M.Ed.が“Lifelong Learning in the 21st Century and Beyond”と題して講演し,その後,Steven L. Dawson M.D.が“When Opportunity Knocks: Simulation as a Learning Tool in Radiology”をテーマに発表した。
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アーリー・クラウン・シアター |
コーラスで始まった開会式 |
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