RSNA2008スペシャル

Konica Minolta Medical Imaging USA(コニカミノルタエムジー)
 

■米国でもDR装置の新製品を発表

コニカミノルタのブースでは,DRの新製品「FlexDR C30」を発表した。コニカミノルタでは,今春のITEMにおいて,FPD搭載のDR装置「PLAUDR」を発表したが,新製品はその米国版となる。PLAUDRは,17×17インチのFPDを搭載。FPDの検出量子効率が高く,低被ばく高画質を実現している。日本では立位,臥位の両タイプがあるが,米国の場合は立位タイプだけとなる。販売先としては,従来CRを使用してきた施設のリプレースや新規導入などが考えられるという。米国でもCR市場は縮小傾向にあり,同社ではDRを今後の主力製品に考えていくという。また,FlexDR C30に対応したコンソール「CS-5」も設置。CRとDRに対応可能なシステムとなっており,ユーザーの利便性を考慮した提案をおこなっている。

FPD搭載のDR装置FlexDR C30
FPD搭載のDR装置FlexDR C30

ドライイメージャの新製品では,マンモグラフィ対応の3トレイタイプの「DRYPRO 873」を展示した。マンモグラフィについては,参考出品ながら位相コントラスト技術を採用した「PureView」を紹介していた。

マンモグラフィ対応のDRYPRO 873
マンモグラフィ対応のDRYPRO 873

米国での販売に向けて準備を進めるPureView
米国での販売に向けて準備を進めるPureView

   

同社では,このほかに,カスタマーサービスとして,「Blue Moon Lifecycle Products」をパネルで案内していた。このサービスは主にCRユーザーを対象としたもので,カセッテのリペアを廉価で提供したり,アップグレードの無料サービス,リモートメンテナンスなどをパッケージ化したものである。リモートメンテナンスは700台以上が接続されているという。こうしたサービスの提供により,調査会社が行った顧客満足度調査では,同業他社よりも高い数値を記録している。

一方で,国内でも積極的に進めているヘルスケアIT事業については,クリニック向けシステムとして,日本国内の「REGIUS Unitea」の米国版で昨年も紹介した「ImagePilot」の機能をさらに一歩進化させた。CRシステムとしてだけでなく,画像ファイリングの機能を強化し,超音波装置や内視鏡画像なども一元的に管理。CRコンソール上で画像を参照できる。同社では,今後さらにファイリング機能を強化していく。

機能を強化したImagePilot
機能を強化したImagePilot

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