RSNA会場内では,今年日本でも発表され話題を呼んだ同社発の3Dワークステーション・サーバとなる「SYNAPSE VINCENT」のデモンストレーションも行われていた。日本国内の販売も好調で,ネットワーク利用のサーバタイプのユーザーが増えている。SYNAPSEバージョン4.0以降,いずれかのバージョンで,骨抜きなど一部の3D処理技術を行う予定である。なお,バージョン4.0では,インターフェイスを改良し,パワージャケット機能などのポジションを変えている。MIP・MPR像やフュージョン画像なども容易に作成できるようになるとしている。ほかにも米国で展開しているPACSの外部保存サービスである「Manage Services」を紹介していた。データセンターで画像保存をすることでランニングコストを抑えることができる。
このほか,日立メディコ社と共同で開発したポータブルX線撮影装置の「FCR GO」も展示した。米国では,富士フイルムブランドで販売している。2008年4月にFDAの認可を受けてからすでに40台以上販売している。
このようにPACSやDR,マンモグラフィなどデジタル化がさらに加速し,トータルでのソリューションを提供して同社の方向性がうかがえた。 |