RSNA2008スペシャル

Carestream Health, Inc(ケアストリームヘルス)
 

■世界初の半切サイズFPD採用のDRシステムを発表

2007年にコダックからケアストリームヘルスへと社名が変わり,日本国内でもPACSなどのデジタル化を進めているが,今回のRSNAでは,新たにポータブルタイプのFPDを採用したDR装置「CARESTREAM DRX-1 System」(W.I.P.)を発表した。世界で初めて半切サイズ(43cm×35cm)のカセッテと同じサイズのFPDを採用。従来のCRのワークフローと変わるところなく,カセッテと同様,ブッキースタンドやテーブルにセットするという慣れ親しんだ操作で撮影が行える。撮影データはワイヤレス送信により撮影後5秒以内に表示することが可能。他社製品のようにパネルごと充電するのではなく,バッテリを容易に交換できるようになっており,フルチャージの状態で90ショットが撮影できる。

半切サイズのFPDを使うCARESTREAM DRX-1 System
半切サイズのFPDを使うCARESTREAM DRX-1 System

CRの新製品としては,クリニック向けの「Point-of-Care CR 360 System」を紹介した。このほか,国内でもすでに発表されている「DIRECTVIEW Classic CR System」を展示していた。コンパクト設計により省スペースでの設置が可能である。

クリニック向けのPoint-of-Care CR 360 System
クリニック向けのPoint-of-Care CR 360 System

PACS「Carestream PACS」では,大幅な機能アップを図った最新バージョンが紹介された。新バージョン(W.I.P.)は,“SUPER PACS”がコンセプトとなっている。施設間連携を見据え,他施設の他社製PACSであっても,Carestream PACSのサーバに画像があるかのように,リスト表示され,ビューワ上で画像を比較表示できる。3D画像処理も可能なほか,レポート作成も行え,オールインワンのPACSとなっている。ブース内には,“ONE chair, ONE workstation, ONE solution”というキャッチフレーズが掲げられていた。

SUPER PACSをコンセプトにしたCarestream PACSの新バージョン
SUPER PACSをコンセプトにしたCarestream PACSの新バージョン

一方,マンモグラフィも同社は力を入れていて,昨年も展示したCADのほか,X線マンモグラフィ,超音波,MRの画像を統合的に扱いながら読影できるビューワや,Carestream PACSと連携しながら読影する「CARESTREAM Mammography RIS/PACS Workstation」(W.I.P.)を紹介していた。

このほか,CR搭載型のポータブルX線撮影装置やDR9500,分子イメージングシステムなどを展示した。

CARESTREAM Mammography RIS/PACS Workstation
CARESTREAM Mammography RIS/PACS Workstation

歩きながら読影することで,精度が向上するという研究
歩きながら読影することで,精度が向上するという研究

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