米国での製品の納入先が50施設を超えたことを受け,AZEは今回,RSNAに初めてブースを出展した。すでにカリフォルニアにサービスセンターを設けているが,新たに,2009年4月頃には,カスタマーサポートに重点を置いた「AZE of America」の設立が予定されており,今回の出展は,その地盤固めという意味合いも大きい。展示の中心はネットワーク型ワークステーション「AZE Virtual Place」(国内ではAZE Virtual Place Raijin)および,さまざまなアプリケーション,中でも心臓解析,大腸解析,胃のCT仮想内視鏡,肺の解析などを中心に紹介している。特に,心臓については,CTとMRIの両方の解析が行えることから,来場者にも非常に好評だという。同社は以前から,スタンフォード大学,ジョンズホプキンス大学,ハーバード大学,NIHにシステムが導入されており,今後は,開発拠点は日本に置きつつも,海外施設との連携を更に深め,日本だけでなく,米国のニーズにも柔軟に対応していく。畦元将吾社長は,「画質の良さや画像再構成スピードの速さを生かして,臨床に役立つアプリケーションを積極的に展開し,真に患者さんのためになる製品を米国でも提供していきたい」と抱負を述べた。
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AZEブース
畦元将吾 代表取締役社長
AZE Virtual Place |