近年,CT,MRIだけでなく,PET/CTなどのカラー表示が求められることから,モニタ市場は今後カラーモニタが中心になってくると思われる。東陽テクニカが日本国内で販売を行っているBACROでは,Coronis
Fusion 6MP DLという,6Mのマルチモダリティに対応したカラーモニタを発表した。高輝度,高コントラストをめざし開発に2年の月日がかけられており,モノクロモニタに近い輝度を実現している。輝度は最大800cd/m2,ビューイングアングルはハーフコントラストで120°,コントラストは800:1となっており,角度を変えても鮮明に見える。日本国内でも来年のITEM2008で出展し,それ以降の販売をめざす。
また,キャリブレーションに関しては,ソフトウエアであるQAwebが紹介されていた。同ソフトウエアは昨年のRSNA2006でも展示していたが,今回日本語対応になった。「JESRA
X−0093 医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドライン」に対応し,施設内にある複数台のモニタを一元的に管理できる。
このほか,東陽テクニカと提携しているスウェーデンのContextVisionは,CTや超音波画像をエンハンスするソフトウエアを紹介していた。
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Coronis Fusion 6MP DL
QAweb
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