2007年6月にドイツ・シーメンスのモニタ事業部門を買収したナナオでは,海外でも高い評価を受けているEIZOブランドに新しくシーメンスのモニタ技術が投入されることになり,今後の製品ラインナップの充実を進めていくことになる。そうしたことから,今回の展示では“A
Complete Spectrum of Medical Monitors”をブランドメッセージとして掲げていた。
主な出展物としては,日本国内でも10月にリリースされたばかりの電子カルテシステムなどに使用するEIZO
FlexScan MX-Seriesを展示した。この製品は,19〜30インチまで4機種のラインナップを持っており,DICOM
Part 14に準拠したキャリブレーションを実現している。30インチサイズのMX300Wは,2Mモニタ2台分の表示が可能だ。
また,5Mデジタルマンモグラフィ専用モニタであるRadiForce GS510の後継となるGS520も展示。従来の3年保証を5年保証に延長するなど,品質の高さで知られる同社らしいサポート機能の充実化を図っている。