医療技術産業戦略コンソーシアム(Medical Engineering Technology Industrial Strategy Consortium : METIS)は,9月25日(火)の第4期METIS第7回医療テクノロジー推進会議の終了後,KKRホテル東京にて記者会見を行った。
最初に,コンソーシアム共同議長である荻野和郎氏(日本医療機器産業連合会会長,日本光電工業株式会社代表取締役会長)が,会議の開催について次のように述べた。
「第4期は,“革新的医療技術の実用化と産業基盤整備による成長戦略の推進”をテーマに,“革新的医療機器とレギュラトリーサイエンス”,“未承認医療機器による臨床研究”,“医療機器の適正評価”,“アジアとの連携・交流”という4つの課題を取り上げ,それぞれに戦略ワーキンググループを作ってその成果を手引きや報告書,ガイドブックなどにまとめた。本日の会議は,第4期METISの活動の最終回ということで,6月に政府から発表された“医療イノベーション5か年計画”を踏まえて,成長戦略の推進,今後のあり方などについて,各議員の意見を聞くという趣旨で開催した。それらを踏まえて,平成25年度から始まる第5期METISの活動に結び付けていきたい。引き続き,皆さまのご理解,ご支援をいただきたい」
続いて,コンソーシアム共同議長の梶谷文彦氏(川崎医療福祉大学特任教授,岡山大学特命教授)が,「革新的医療技術の実用化と産業基盤整備による成長戦略の推進 他」と題して,日本のモノづくりの力を活かして,産官学が力を合わせ“オールジャパン”で医療技術の発展に取り組まなければならない。METISとしてもさらに力を入れていきたいと述べた。
最後に,コンソーシアム事務局長の原澤栄志氏(日本光電工業株式会社専務執行役員)が,同会議の議題内容について「委員の方々からは,オールジャパンのチームワークの強化,産官学連携の重要性,医療機器を世界,特にアジアへどのように発信していくかの意見が交わされた」と説明した。 |