|
KDDI（株）とテラリコン・インコーポレイテッドは8月2日（木），医療用クラウド型「リアルタイム3D医用画像ソリューション」を発表した。同日には，その説明会を東京桜田ビル（東京都港区）で開催した。同ソリューションでは，KDDIの，セキュアなリモートアクセスを可能にする網内稼働率99.999%の高品質ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch（WVS）」を使い，高品質データセンター「TELEHOUSE」上で，テラリコンのアプリケーションを使った3D画像処理が可能となる。また，高品質なネットワークを利用してPCやタブレット，スマートフォンなどのデバイスからも3D画像の処理や閲覧が可能となる。
説明会では，最初に，KDDI（株）ソリューション営業本部副本部長の那谷雅敏氏が，今回の協業を第一弾として，KDDIのクラウド基盤を使ったPACS，非定形ドキュメント集積，電子カルテのソリューションを提供していくと述べた。続いて，テラリコン・インコーポレイテッド社長兼CEOのロバート・テイラー氏は，「弊社では，2010年よりクラウドサービスを始めているが，現在のインターネットの環境では，医療機関のセキュリティへの懸念からクラウドを浸透させていくのが困難であった。今回，KDDI社のセキュアで高品質なサービスとの連携によって，セキュリティやパフォーマンスにおける懸念を克服していける」と説明した。最後に，同社上級副社長兼日本支店長の金山功一氏は，「IT，病診・病病連携，遠隔医療サービスの向上や，コスト削減を含めた医療サービス全体に役立つ技術を提供していく」と述べた。 |
