発表会会場風景
iPadを使って,手術室内の複数のディスプレイ画像や心電図等をリアルタイムで切り替えて表示できる。
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バルコ(株)は,3月8日(木)に東京都大田区の同本社ビルにて,インテリジェント手術室・ハイブリット手術室向けIPネットワークソリューション「Nexxis」のプレス発表会を開催した。Nexxisは,広帯域10Gbps IPネットワークを使用することで,拡張用接続ケーブルや複雑なシステム構築が不要になる。通常,画像を圧縮することで最少でも15ms(1000分の15秒)の表示の遅れが生じるが,10GbpsのIPネットワークにより非圧縮で遅れのない画像配信が可能になり,内視鏡下の外科手術やインターベンショナル・ラジオロジー(IVR)などの安全性を向上させる。また,米国のHIPAA法に準拠しており,LANおよびWAN環境でのシステムセキュリティの安全性にも考慮している。
Nexxisは,ビデオ・データのエンコーダー・デコーダー,10Gbpsネットワークスイッチャー,管理ソフトウエア,手術用ディスプレイで構成される。 プレス発表当日は,同社のディスプレイ製品を使った実機展示で,手術室における画像や動画の配信デモンストレーションを行った。
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