企業展示
企業展示は,アストラゼネカ,ファイザー,大鵬薬品などの製薬関連,日立メディコ,GEヘルスケア・ジャパン,シーメンス,シスメックスなど診断機器・システム関連,アデランス,ワコール,スヴェンソンなどの治療支援や患者のQOL向上のためのアイテムを扱う企業など62社が出展。
■日立メディコ (inNavi Suite はこちらから)
デジタルマンモグラフィ「Selenia」と超音波画像診断装置「HI VISION Preirus」の乳腺のアプリケーションを中心に実機を含めて展示した。画像診断機器の実機展示は数少なかったため,マンモ・超音波の実機をそろえた展示は注目を集めていた。Seleniaでは,ステレオバイオプシーが可能な乳腺バイオプシーアダプタや高精細モニタによる高画質画像を紹介していた。超音波では,Preirusの乳腺領域のRVSなどのアプリケーション,乳腺専用探触子「Mappie」を展示した。また,25日には「Digital Breast Tomosynthesis」をテーマにモーニングセミナーを開催した。
デジタルマンモグラフィ「Selenia」 |
HI VISION PreirusとMappieを展示 |
■GEヘルスケア・ジャパン (inNavi Suite はこちらから)
マンモグラフィのワークステーションと,超音波を2か所のブースで展示。マンモでは,同社のデジタルマンモグラフィ装置の画像を表示するビューワ「SenoAdvantage(セノアドバンテージ)2.2」を紹介した。マンモ専用ビューワとして,操作用の専用キーパッド,乳腺内のコントラストを最適化するPremium View(最新バージョンでは、マンモグラフィ装置本体でも可能),オプションで搭載されるCAD(iCAD)の機能などをアピールした。また,超音波では,最高機種のLOGIQ E9の三次元ビームフォーミングを実現したActive Matrix Arrayプローブ,MRI画像と連動して超音波画像の比較が行える“Volume Navigation機能”,3Dプローブによる“Volume Imaging”など,乳腺診断や治療に活用できる機能やアプリケーションを中心に展示した。
マンモビューワSenoAdvantage2.2 |
LOGIQ E9の乳腺対応機能を紹介 |
■シーメンス・ジャパン (2010年7月1日,シーメンス旭メディテックより 社名変更) (inNavi Suite はこちらから)
デジタルマンモグラフィによる断層撮影を行うことで三次元的な画像収集を可能にするデジタルトモシンセシスをモニタを使って展示した。トモシンセシスでは,管球を-25°から+25°まで移動しながら25回曝射してロウデータを取得し,再構成したボリュームデータで読影を行う。MAMMOMAT Inspirationに搭載し販売を開始しているが,同時に国立がん研究センターと臨床での有用性について研究を進めており,25日にモーニングセミナーで「3D Digital Tomosynthesis」として報告があった。
デジタルトモシンセシスを紹介 |
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