シーメンス旭メディテック(株)は3月31日(水),大手町サンケイプラザ(東京・千代田区)において,「syngo.viaプレス発表会」を開催した。
syngo.viaは,CTやMRIから発生する画像データ量の飛躍的な増加への対応と,それに伴う煩雑な画像処理作業の解消などを目的に,まったく新しい画像解析処理システムとして開発された。PACSや3Dワークステーションなどとは異なる新しいカテゴリーを切り開く,これからの10年を見据えた製品であるとしている。GUIのプラットフォームを刷新し,より直感的な操作を可能にしたほか,大量のボリュームデータを症例に応じて最適な状態に自動処理,各社モダリティとの高い親和性,HISやPACSなどの既存端末をクライアントにして各モダリティの画像情報にアクセス可能,ランニングコストを予測可能とするサービスサポート,などを特長としている。さらに,今春から発売される,syngo.viaをベースとした新PACSシステム「syngo.plaza」と併用すれば,レポーティングシステムから患者レコードを選択しただけで,一度もクリックすることなく,3D解析処理画像が自動で表示できるようになる。
プレス発表会では,はじめに同社コミュニケーション部シニア・マネージャーの高橋 誠氏が,同社の事業内容や,画像診断ワークフローにおけるsyngo.viaの位置づけおよび特長について紹介。続いて,同社マーケティング本部IKM(Image and Knowledge Management)事業部部長の山本宣治氏が,syngo.viaの開発の背景や特長について,より詳細に紹介した。syngo.viaにさまざまなアプリケーションを集約し,RIS/Report,PACS,3Dワークステーションのすべての情報がsyngo.viaを経由することで,煩雑な画像解析処理が必要な心臓CTや,スピードが求められる救急時の検査などにおいても画像診断ワークフローの大幅な効率化が図られるとし,syngo.viaは,まさに“Cross Modality Application Provider”であると述べた。
また,記者発表会の最後には,syngo.viaの優れた機能が,デモンストレーションで紹介された。 |