一般社団法人 日本IHE協会は10月26日（月）〜30日（金）の5日間，東京都立産業貿易センター（台東区）において，コネクタソン2009を開催している。

　コネクタソンは，IHE準拠として開発されたシステム・機器について， IHEの策定するテクニカルフレームワークに準拠して実装されているかを確認するもので，システム間および機器とシステム間の相互接続性を検証する接続テストが行われる。参加社数とシステム数ともに昨年より増加し，47社，86システムが参加した。実施対象分野は，放射線検査，臨床検査（微生物検査を含む），循環器，ITインフラストラクチャ，放射線治療の5つ。この中の放射線治療分野は，今回初めて実施され，放射線治療装置とDICOM-RTのサーバ間の接続テストが行われた。このほか，今回から接続テストの通信内容をWeb上で確認できるシステムを導入。これにより，審査の効率と正確性が向上した。同協会では，将来は，ベンダーの担当者や審査員が会社などにいながらインターネット経由でコネクタソンができる環境をめざしており，前述のシステム導入はその基盤となるものだという。

　次回は，眼科と内視鏡分野の参加を予定しており，さらに対象分野が広がっていくことが期待される。なお，今回の評価結果の公表は，11月中を予定している。