(株)東陽テクニカは6月27日(土),同社本社ビル8階第1セミナー室において,第19回DICOMセミナーを開催した。今回のセミナーでは,国内でも普及が進むDICOMデータでのフィルムレス運用における問題点について,ネットワーク構築,整形分野,マンモグラフィ分野などに焦点を当てた講演が行われた。
画像システム部長中村達司氏の開会の挨拶に続いて、画像システム部渡邊浩志氏が,「病院画像ネットワーク構築の注意点―DICOMの視点から―」と題して,DICOMについての基礎事項から、ネットワーク構築の際に起こりうるトラブルとその対処法について説明した。
画像システム部の鈴木悠太氏は「医用画像表示用ディスプレイに求められること」と題して,医療用ディスプレイの特性や精度管理について説明した。
次に,画像システム部の大平直隆氏が,「整形外科のフィルムレス化―現状と実例―」と題して,整形外科の現状とフィルムレス化への課題について述べた。
最後に,画像システム部小林繭子氏が,「デジタルマンモグラフィのソフトコピー診断」と題して,今後ますます進んでいくマンモグラフィのソフトコピー診断への展望などについて述べた。
講演の後には,同社のビューワやソフトウェアを使ったデモンストレーションも行われ,60名の来場者が熱心に耳を傾けていた。 |