保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は,1月8日,コクヨホール(港区)において,「平成20年度 第14回JAHIS講演会&賀詞交換会」を開催した。
講演会でははじめに,総務会長の佐藤和喜氏が開会の挨拶に立ち,「JAHISは,今年で15年目を迎える。会員数は350社を超え, JAHISの役割が非常に重要になってきている。また,法人化に向けた検討にも着手しており,JAHISに対する期待もますます高まっていくだろう」と述べた。
続いて,桂田昌生会長(東芝メディカルシステムズ(株)相談役)が,「2009年の年頭にあたって」と題して講演した。桂田氏は,利用者(患者・医療従事者)の視点を重視したシステム構築や,具体的なワークフローに基づく真に必要なITの推進など,情報システムに求められるポイントを述べたほか,これまでのJAHIS会員の売上高と会員数の推移などを説明した。また,JAHISの2009年の活動について,医療情報基盤の推進,IT施策への参画,医療ITの人材教育,JAHISの発信力・組織力の強化に取り組むと述べた。桂田氏は最後に,「われわれ産業界は力を結集し,そしてチャレンジし,ニーズにふさわしい適正な情報システムとサービスの提供により,日本の保健・医療・福祉のさらなる改善,充実に貢献していきたい。そして,われわれの事業拡大につなげていきたいと考えている。そのための母体となるものがJAHISである」と述べて講演を締めくくった。
このほか,(株)日立製作所日立横浜病院リハビリテーション室の加藤知生氏による,「トップアスリートのコンディショニング」と題した講演が行われた。 |