(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンは11月15日(木),東京・品川の本社において,「Ambient
Experience」の国内病院への初導入事例を発表する記者会見を開催した。アジア地域で初めて兵庫県立こども病院に納入され,MRI装置「Achieva
1.5T」とともに,12月には稼働を開始する予定。 Ambient Experienceは,同社が掲げる"sense and
simplicity"というコンセプトに基づいて製品化され,2003年の北米放射線学会(RSNA)で発表された。MRIやCT検査時に,天井や壁面に患者自身が選んだイラストや写真を映し出すことで,リラックスした状態で検査を受けることができ,スムーズな検査が可能になるというメリットがある。世界ではすでに30施設に導入されている。
記者会見で上條社長(写真1)は,Ambient
Experienceは照明部門との共同開発という新しい発想によって生まれたものであり,これからも患者およびユーザーへのやさしさと新しい価値観の創造,sense
and simplicityをますます追究していきたいと挨拶した。続いて,マーケティング本部MR部長の高瀬英和氏(写真2)がAmbient
Experienceの具体的な活用方法と有用性について,また,照明機器事業部長の横田親弘氏(写真3)がMR検査室にも対応可能な照明の技術などについて述べた。 |