GE横河メディカルシステム(株)は 9月20日(木),赤坂パークビル(東京・港区)において,ブレストピア・ヘルスケア・グループ
イーク丸の内理事長の難波 清氏(写真1)を招いて乳がん啓発セミナーを開催した。これに関連して,9月25日(火),26日(水)には赤坂パークビル前広場において乳がん検診バスでの無料マンモグラフィ検診を実施した。
乳がんの啓発活動に積極的に取り組んでいる同社は,社員向けのセミナーをはじめ,2005年度から30歳以上の女性社員にマンモグラフィと超音波検査を併用した乳がん検診を実施している。
セミナーでは,難波氏が「乳がんから命と乳房を守る」と題して講演。同グループは,ほぼ100%の生存率と乳房を安全に残す治療が可能な状態を「超」早期の発見と位置づけ,診療にあたっている。
難波氏は,日本人女性の乳がん罹患率が増加している現状に触れ,23人に1人が乳がんに罹る時代だと述べた。その上で,乳がんの予防方法を説明。一次予防は,原因となる生活習慣の改善やライフスタイルの変化により発症の可能性を減少させること,二次予防は早期の発見,診断,治療により死亡率を減少させることだと述べた。また,二次予防の普及や実現には,1.啓発活動,2.自己検診の指導,3.マンモグラフィ,超音波検査などによる画像検診,4.高いレベルの精密検査体制,5.検診受診率の増加,6.精密検査の医療レベルの向上が求められると話した。 |