取材報告

2007
東芝メディカルシステムズ
「The Best Image in Ultrasound 2007」開催


審査員の先生方


表彰式の様子

石井克尚 氏
石井克尚 氏 (写真1)

橋本秀行 氏
橋本秀行 氏 (写真2)

Artida

Aplio XG
会場の外に展示された新製品の「Artida」(上)と「Aplio XG」(下)


上は循環器用超音波診断装置「Artida(アルティーダ)」。新開発のマトリクスアレイプローブで電子的にリアルタイム3Dスキャンを行うCardiac 4D機能が特長。さらに,3D画像上で心筋ストレインを簡単に可視化でき,効率的な診断が可能になる。
下のAplio XGはソナゾイドに対応するアプリケーションソフトも搭載。

 東芝メディカルシステムズ(株)は 9月8日(土),品川グランドセントラルタワー(東京・港区)において,「The Best Image in Ultrasound 2007」を開催。AplioまたはXarioで撮影された応募画像のうち,一次審査を通過した施設の発表と最終審査が公開で行われた。

 心臓・血管部門では東邦大学医療センター大橋病院の藤崎 純氏が最優秀賞に選出された。松尾循環器科クリニック院長の松尾 汎審査員が,「装置の性能を引き出して撮影された画像が臨床に生かされていた」と講評。腹部・表在部門では,川崎医科大学の眞部紀明氏が最優秀賞に選出され,国立がんセンター中央病院臨床検査部医長の水口安則審査員が,「超音波でなければわからない症例であり,超音波で精査するという考えを広めてほしい」と講評した。また,総合審査委員長である大阪掖済会病院院長の吉川純一氏は,超音波分野における同社の重要性を強調。「今後も社会的使命として本会を続けていってもらいたい」と述べた。

 表彰式に先立って行われた特別講演では,「2D speckle tracking imageを用いた虚血性心疾患への臨床応用」と題して関西電力病院循環器内科部長・臨床検査部長の石井克尚氏(写真1)が講演。ちば県民保健予防財団総合健診センター乳腺・甲状腺科部長の橋本秀行氏(写真2)は,「乳がん検診における超音波診断の役割と今後の展望」と題して,乳がん検診の検出率向上にはマンモグラフィと超音波による検査を併用することが必要だと述べた。

The Best Image in Ultrasound 2007 審査員
●心臓・血管部門
吉川純一(大阪掖済会病院院長)
松尾汎(松尾循環器科クリニック院長)
竹中克(東京大学医学部附属病院検査部講師)
平井都始子(奈良県立医科大学附属病院中央内視鏡・超音波部准教授)※欠席

●腹部・表在部門
水口安則(国立がんセンター中央病院臨床検査部医長)
畠二郎(川崎医科大学附属病院検査診断学内視鏡・超音波部門教授)
金田智(東京都済生会中央病院放射線科担当部長)
森安史典(東京医科大学消化器内科教授)※欠席

 受 賞 施 設
 ● 心臓/血管部門
【最優秀賞】
東邦大学医療センター大橋病院(藤崎純)
【優秀賞】
医療法人社団日高会日高病院(澤田智恵)
医療法人札幌中央病院(澤田美佳)
葛飾赤十字産院(島義雄)
【準優秀賞】
医療法人医仁会武田総合病院(西山陽子)
国立循環器病センター(水田理香)
財団法人太田綜合病院附属太田西ノ内病院(山寺幸雄)
公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター(原田幸江)
  ● 腹部/表在部門
【最優秀賞】
川崎医科大学(眞部紀明)
【優秀賞】
大阪府立母子保健総合医療センター(濱中拓郎) 山梨大学医学部附属病院(望月直子) 医療法人社団青葉会牧野記念病院(細見清子)
【準優秀賞】
藤枝市立総合病院(林健太郎)
医療法人豊田会刈谷豊田総合病院(前田佳彦)
社会保険紀南病院(木下博之)
東邦大学医療センター大森病院(丸山憲一)
東邦大学医療センター大森病院(工藤岳秀)


●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ株式会社
「ザ・ベストイメージ」事務局
TEL 03-3818-2022