ワークステーション研究会は7月20日(金),広島ガーデンパレスにおいて,「第2回ワークステーション研究会」を開催した。同研究会は,ワークステーションによる画像作成や解析法のレベル向上を図ることで,患者さんのための医療に貢献することを目的としている。当日はあいにくの雨にもかかわらず,約60人が参加し盛況だった。
研究会では,代表世話人である東邦大学医学部客員講師の畦元将吾氏(写真1)〔(株)AZE代表取締役社長〕の挨拶に続き,本研究会の協賛企業である(株)AZEの帆足正勝氏により,同社ワークステーション「AZE
VirtualPlace 雷神/風神」が紹介された。また,広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授の伊藤勝陽氏(写真1)が座長を務め,日常臨床においてワークス テーションを活用している2名の演者による講演が行われた。
同研究会の代表世話人の1人である広島大学病院診療支援部診療放射線技師の石風呂実氏(写真2)は,「実践三次元画像作成法について:WAZA1」と題して講演を行った。ワークステーションによる画像作成の基本やVR画像表示のもととなるオパシティカーブについて説明し,その場で実際に画像作成のデモンストレーションを行った。
愛媛大学医学部放射線医学教室教授の望月輝一氏(写真3)は,「64-MDCT時代のワークステーション:有効な使い方」と題し,MDCTによる心臓領域の解析の有用性について,核医学と血管造影検査を題材に発表した。
また,講演後には情報交換会が行われ,参加者が活発に意見を交わす様子が見られた。同研究会では,今後も各地で研究会を開催し,ワークステーションの発展と医療への貢献をめざしていく。 |