3月14日（水），TKP東京ビジネスセンター（中央区）において，「SS-MIX（厚生労働省電子的診療情報交換推進事業）普及推進コンソーシアム設立総会」が開催された。厚生労働省が推進するSS-MIX（Standarized Structured Medical record Information Exchange）は，静岡県版電子カルテシステムをベースとし，医療機関間での情報交換・共有を推進するための事業。

　総会では，（株）HCI代表取締役の豊田　健氏（写真1）（SS-MIX普及推進コンソーシアム設立発起人事務局代表）が司会を務め，設立趣旨，会則の説明を行った。議長は（株）NTTデータ第3公共事業本部医療福祉事業部長の星　久光氏（写真2）が務めた。また，総会において，星氏が同コンソーシアムの会長に選任された。これまでSS-MIXの開発・試行は，静岡県版電子カルテシステムの開発にかかわった5社の企業共同体を中心に進められてきたが，新たな企業が関連する情報を共有し，協調して活動できる場をめざしてこのコンソーシアムが設立された。SS-MIX普及のための環境改善，整備を目的に静岡県での活動を中心に行うが，2007年度からは静岡県外への展開も視野に入れている。総会ではこのほか，浜松医科大学医療情報部教授の木村通男氏（写真3）のほか，オブザーバーとなる厚生労働省から医政局研究開発振興課医療機器・情報室管理係長の中安一幸氏（写真4），静岡県から健康福祉部医療室主査の田代聖紫氏（写真5）が来賓として挨拶に立ち今後の活動への期待を述べた。

木村通男 氏 （写真3）		中安一幸 氏 （写真4）		田代聖紫 氏 （写真5）