取材報告

2007
「第12回JAHIS講演会&賀詞交換会」を開催

JAHIS講演会の会場風景
JAHIS講演会の会場風景

岡崎宣夫 氏
岡崎宣夫 氏
(写真1)

 保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は1月12日(金),コクヨホール(東京)において,毎年恒例となる「第12回JAHIS講演会&賀詞交換会」を開催した。

 はじめに,総務会会長の本洋一氏が挨拶に立ち,2006年度の重点計画基本方針の策定にあたって総務会が掲げた「JAHISのブランドイメージの向上」を推進するための方策の1つとして,新たに制定したロゴマークを紹介した。

 講演会では,アリゾナ大学客員教授/ひがしやま病院の岡崎宣夫氏(写真1)が,「日米の地域医療の歴史と今後の展望」と題して,日米の医療の情報化や遠隔医療のあり方などについて述べた。その一例として,地域医療情報連携を行うための組織である米国の「RHIO(Regional Healthcare Information Organizations)」を挙げ,地域連携を実現するためには,ビジネスモデルの確立,標準化,リーダーシップの確立の3つが重要であると述べた。また,日本でも,RHIO型の地域連携をビジネスとして確立したいとし,実現のための方策や課題を示した。

 最後に,戦略企画部部長の野々村辰彦氏が挨拶に立ち,3月31日(木)〜4月8日(日)まで大阪で開催される第27回医学会総会企画展示では,一歩進んだJAHISをお見せしたいと述べた。


●問い合わせ先
保健医療福祉情報システム工業会
TEL 03-3506-8010
http://www.jahis.jp