浜四津敏子 氏
(写真1)
中川恵一 氏
(写真2)
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公明党は,12月8日(金)に日本青年館(東京)で,「がん医療推進シンポジウム」を開催した。
冒頭,浜四津敏子氏(公明党代表代行 写真1),石田祝稔氏(厚生労働副大臣)が開会の挨拶で,党を挙げて取り組んできたがん医療推進活動の意気込みを述べた。
続いて,東京大学医学部附属病院放射線科助教授・緩和ケア診療部長の中川恵一氏(写真2)が,「日本のがんのウィークポイント――放射線治療と緩和ケア」と題して基調講演を行った。講演では,2006年6月に成立し,2007年4月1日から施行される「がん対策基本法」で,国および地方公共団体が講ずべき施策にも挙げられている「がん登録」の説明の後,徐々に胃がんが減り,ほかの部位のがん(肺がんなど)が増加しているといった,日本のがんの欧米化について説明した。さらに,放射線治療と緩和ケアについて,日本の現状は,末期がん患者に対して治療ではなくホスピスケアになりがちであるが,末期がんであっても,治療と心のケアを同時にバランス良く行っていくことが重要であると述べた。
パネルディスカッションでは,司会に古屋範子氏(党がん対策推進本部事務局長),パネリストとして中川氏,垣添忠生氏(国立がんセンター総長),外口 崇氏(厚生労働省健康局長),清水 潔氏(文部科学省高等教育局長),福島 豊氏(党がん対策推進本部副本部長)が出席し,がん医療推進についての意見が交わされた。
左から,垣添忠生 氏,中川恵一
氏,外口 崇 氏,
清水 潔 氏,福島 豊 氏
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