会場風景
古森重隆 氏
富士フイルムホールディングス代表取締役社長・CEO
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富士フイルムグループは2006年9月 19日(火),東証ホール(東京)において,持株会社「富士フイルムホールディングス(株)」を中心に,「富士フイルム(株)」および「富士ゼロックス(株)」の二大事業会社を傘下に束ねた新たなグループ経営体制に移行することを発表した。
富士フイルムグループは,中期経営計画「VISION75(2006)」を掲げ,「徹底的な構造改革」,「新たな成長戦略の構築」,「連結経営の変化」という3つの基本戦略に基づく諸施策を強力に推進している。新経営体制への移行により,さらに大きなスケールでダイナミックに富士フイルムグループの連結経営力の強化を図る。
2007年には,東京・六本木にある東京ミッドタウン ウエスト棟にグループ本社を移転し,3社の機能を集結させる。
新体制がめざす効果として,研究開発,生産,販売,アフターサービスなどの「コラボレーション領域の拡大」,グループ全体で経費削減施策を展開する「筋肉質な企業体質の実現」,「人材の育成と活用」の3つを挙げている。
2007年度はイメージング分野における構造改革の効果と成長著しいインフォメーションソリューション,ドキュメントソリューションのさらなる拡大,そして,V字回復を実現し,新たな経営体制におけるグループ力の結集によって,過去最高となる営業利益2000億円の達成を見込んでいる。さらに,中期経営計画の終了年度で,創立75周年を迎える2009年度には,売上高3兆1500億円,営業利益2500億円を上回る実績をめざす。
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